本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、特記事項に記載されている情報をお読みください。
本書は、IBM Rational Data Architect (製品番号 5724-L66) バージョン 7.0、および新しい版で明記されていない限り、以降のすべてのリリースおよびモディフィケーションに適用されます。
IBM 発行のマニュアルに関する情報のページ
http://www.ibm.com/jp/manuals/
こちらから、日本語版および英語版のオンライン・ライブラリーをご利用いただけます。 また、マニュアルに関するご意見やご感想を、上記ページよりお送りください。今後の参考にさせていただきます。
(URL は、変更になる場合があります)
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第1刷 2006.11
このインストール・ガイドには、IBM(R) Rational(R) Data Architect のインストールおよびアンインストール方法が記載されています。
インストールの問題と制限事項については、README ファイルを参照してください。
IBM Installation Manager は、ワークステーションに Rational Data Architect 製品パッケージをインストールするプログラムです。インストールしたこのパッケージや他のパッケージの更新、変更、およびアンインストールも行います。パッケージとは、Installation Manager によってインストールされるよう設計された製品、複数コンポーネントのグループ、または単一のコンポーネントです。
どういったインストール・シナリオに従ってワークステーション上に Rational Data Architect を インストールするかに関わらず、Rational パッケージの インストールを行うには Installation Manager を使用します。
IBM Installation Manager は、時間を節約するのに役立つ多数の機能を提供します。 インストールしようとしているパッケージ、 インストール済みのソフトウェア・コンポーネント、およびインストール用に使用可能なコンポーネントを追跡します。 更新を検索するので、最新バージョンの Rational 製品パッケージをインストールしていることがわかります。 また、Installation Manager は、 インストールした製品パッケージのライセンス管理のためのツールを提供します。 さらに、パッケージの更新と変更用のツールを提供します。 Installation Manager を使用して、 製品パッケージをアンインストールすることもできます。
IBM Installation Manager には 5 つのウィザードがあり、 ライフ・サイクルを通じて製品パッケージの保守が簡単になります。
IBM Rational Software Development Platformは、 複数の製品を共用する開発ワークベンチとその他のソフトウェア・コンポーネントを含む共通開発環境です。
開発プラットフォームには、以下が含まれています。
Rational Manual Tester も使用可能ですが、 このプラットフォームの一部ではありません。 Manual Tester は、 Rational Functional Tester と一緒に組み込まれていますが、 別途購入することも可能です。
Rational Data Architect について
IBM Rational Data Architect は、ビジュアルなデータ・モデラーです。 データ・モデルを新規作成し、組織全体の資産をさまざまなソースからデプロイ可能なモデルに統合するのに役立ちます。 モデルをチーム全体で共有し、印刷し、Web で公開し、テストおよびデプロイ可能な物理インプリメンテーションに変換できます。
このセクションでは、ソフトウェアを正常にインストールし、実行するために満たす必要がある、 ハードウェア、ソフトウェア、およびユーザー特権の要件について説明します。
製品をインストールする前に、ご使用のシステムが最小ハードウェア要件を満たしていることを確認してください。
製品をインストールする前に、ご使用のシステムがソフトウェア要件を満たしていることを確認してください。
次のオペレーティング・システムが、この製品でサポートされています。
バージョン 6.0 リリース 65 以降
バージョン 6.0 リリース 69 以降Rational Data Architect をインストールするには、 以下の要件を満たすユーザー ID が必要です。
管理者グループに属するユーザー ID を持っている必要があります。
root としてログインできる必要があります。どの製品フィーチャーをインストールする場合にも、 事前にこのセクションのすべてのトピックをご一読ください。効果的なプランニングと、 インストール・プロセスの主要な段階を理解することが、インストールの成功につながります。
Rational Data Architect をインストールする際に使用できるシナリオは多数あります。
以下に、インストール・シナリオを決定するいくつかの要素を挙げます。
典型的なインストール・シナリオには、以下のものがあります。
後の 3 つのシナリオでは、サイレント・モードで Installation Manager プログラムを実行して、Rational Data Architect をインストールすることを選択できます。 Installation Manager のサイレント・モードでの実行について詳しくは、サイレント・インストールを参照してください。
このインストール・シナリオでは、お客様は製品パッケージのファイルが含まれている CD を持っており、通常は、ご自身のワークステーション上に Rational Data Architect をインストールします。このステップの概要については、Rational Data Architect の CD-ROM からのインストール: タスクの概要を参照してください。
このシナリオでは、 お客様は IBM パスポート・アドバンテージ(R)から インストール・ファイルをダウンロードしており、ご自身のワークステーション上に Rational Data Architect を インストールします。
このシナリオでは、お客様は共用ドライブ上に電子イメージを置いて、社内のユーザーが 1 つのロケーションから Rational Data Architect のインストール・ファイルにアクセスできるようにします。このステップの概要については、共用ドライブ上の電子イメージからの Rational Data Architect のインストール: タスクの概要を参照してください。
バージョン 7.0 では、 インストールする Rational Data Architect のフィーチャーを選択することにより、 ソフトウェア製品をカスタマイズできます。
IBM Installation Manager を使用して Rational Data Architect の製品パッケージをインストールする場合は、 使用可能な製品パッケージに入っているフィーチャーがインストール・ウィザードに表示されます。 このフィーチャー・リストから、インストールするフィーチャーを選択できます。 デフォルトの一連のフィーチャーが選択されています (必須フィーチャーはすべて含まれています)。 フィーチャー間に依存関係があれば、Installation Manager はそれを強制し、必要なフィーチャーが消去されないようにします。
以下の表には、インストールを選択できる Rational Data Architect のフィーチャーが示されています。デフォルトで選択されているインストールするフィーチャーは、異なる場合があります。 フィーチャーがすでに共用リソース・ディレクトリーに存在している場合は、ディレクトリーでは選択されず、再度インストールされません。
| フィーチャー | 説明 | インストール対象としてデフォルトで選択済み |
|---|---|---|
| Rational Data Architect のコア機能 | 物理、論理、用語集、およびドメインのデータ・モデルのサポートが含まれます。 WebSphere Information Integrator がインストールされている場合、コア機能を使用して WebSphere Information Integrator のフェデレーテッド機能でアクセスした情報を強化および拡張することができます。 | はい |
| DB2 データベース開発 | DB2 ストアード・プロシージャーおよびユーザー定義機能を開発する機能を提供します。 開発サポートには、ウィザード、エディター、および統合デバッガーが含まれます。 DB2 for Linux, UNIX, and Windows バージョン 9.1 の XML データ型の追加サポートには、XML スキーマ登録と XML データ検証が含まれます。 | いいえ |
| UML から LDM へのトランスフォーメーション | UML モデルを論理データ・モデルに、また論理データ・モデルを UML モデルにトランスフォームする機能を提供します。 | いいえ |
| モデルのインポート/エクスポート | Rational Data Architect と他のモデリング・ツール (ERwin、IBM Rational Rose、および Sybase PowerDesigner など) の間でデータ・モデルのインポートやエクスポートを行う機能を提供します。 この機能を構成して、さらに他のデータ・モデル形式をサポートすることができます。 | いいえ |
| Metadata Server 統合 | Rational Data Architect バージョン 7 と IBM WebSphere Metadata Server のリポジトリーの間でメタデータを転送する機能を提供します。 用語集モデルのメタデータを Rational Data Architect と Metadata Server の間で双方向に転送することができます。 さらに、Rational Data Architect から Metadata Server に物理データ・モデル・メタデータをエクスポートすることもできます。 このフィーチャーを使用するには、Microsoft XML Core Services (MSXML) 4.0 Service Pack 2 に加えて、 IBM WebSphere Information Services Director か IBM WebSphere Information Analyzer のいずれかの製品、または IBM WebSphere DataStage と QualityStage Designer の両製品が同じコンピューターにインストールされている必要があります。 | いいえ |
| RequisitePro 組み込み | データ・モデル要素を要件と関連付ける機能を提供します。 RequisitePro 組み込みを使用して、プロジェクト要件の作成、管理、追跡が行えます。 RequisitePro 組み込み機能が使用可能なのは、Rational RequisitePro クライアントがインストールされている場合だけです。 | いいえ |
| ClearCase イネーブルメント | Rational ClearCase イネーブルメントには、Rational ClearCase を使用したデータ・プロジェクト共用のためのサポートが含まれます。 このフィーチャーが使用可能なのは、ClearCase クライアントと構成済みの ClearCase サーバーがある場合だけです。 | いいえ |
前のバージョンの製品がある場合、 または同じワークステーションに複数の Rational Software Development Platform 製品をインストールする計画がある場合は、 このセクションの情報を検討してください。
一部の製品は、同じパッケージ・グループにインストールされた場合、 それと共存し、機能を共用するように設計されています。 パッケージ・グループは、1 つ以上のソフトウェア製品またはパッケージをインストールできるロケーションです。 各パッケージをインストールする場合は、 そのパッケージを既存のパッケージ・グループにインストールするか、または新規パッケージを作成するのかを選択します。 IBM Installation Manager は、 共用するように設計されていない製品や、バージョンの許容度およびその他の要件を満たさない製品をブロックします。 一度に複数の製品をインストールする場合は、 製品でパッケージ・グループを共用できなければなりません。
リリース時点で、パッケージ・グループにインストールされた場合に機能を共用する製品は、以下のとおりです。
適格製品であれば、1 つのパッケージ・グループにいくつでもインストールできます。 製品がインストールされると、その機能はパッケージ内の他のすべての製品で共用されます。 開発製品とテスト製品を 1 つのパッケージ・グループにインストールする場合、 製品のいずれか一方を始動すると、開発とテストの両方の機能がユーザー・インターフェースで使用可能になります。 製品にモデリング・ツールを追加すると、パッケージ・グループ内のすべての製品で、 開発、テストおよびモデリングの機能が使用可能になります。
開発製品をインストールし、その後で追加の機能を持つ開発製品を購入して、同じパッケージ・グループにその製品を追加すると、 両方の製品で追加の機能が使用可能になります。 より多くの機能を持つ製品をアンインストールした場合、元の製品はそのまま残ります。 これは、Rational Software Development Platform におけるバージョン 6 製品の「アップグレード」の動作とは異なることに注意してください。
IBM Installation Manager は、 指定のリポジトリー・ロケーションから製品パッケージを取得します。
一部の組織では、製品パッケージをイントラネットに組み込み、ホスティングします。 この種のインストール・シナリオについては、 を参照してください。 システム管理者から正しい URL を提供してもらう必要があります。
デフォルトでは、IBM Installation Manager は、各 Rational ソフトウェア開発製品に埋め込まれている URL を使用して、 インターネットを介してリポジトリー・サーバーに接続します。 その後、Installation Manager が製品パッケージと新規フィーチャーを検索します。
Rational Data Architect のインストールをランチャーから開始する場合は、インストールする製品パッケージを含むリポジトリーのロケーションが、開始時に IBM Installation Manager で自動的に定義されます。 しかし、直接 Installation Manager を開始する場合 (例えば、 Rational Data Architect を Web サーバー上にあるリポジトリーからインストールする場合) は、まず Installation Manager でリポジトリー設定 (製品パッケージが含まれるディレクトリーの URL) を指定しておかなければ、 製品パッケージはインストールできません。このリポジトリー・ロケーションは、 「設定」ウィンドウの「リポジトリー」ページで指定します。デフォルトでは、IBM Installation Manager は、各 Rational ソフトウェア開発製品に組み込まれている URL を使用して、インターネットを介してリポジトリー・サーバーに接続し、インストール可能なパッケージおよび 新規フィーチャーを検索します。組織によっては、イントラネット・サイトを使用するためにリポジトリーをリダイレクトする必要があります。
Installation Manager でリポジトリー・ロケーションを追加、編集、または除去するには、以下のようにします。
IBM Installation Manager を使用して Rational Data Architect パッケージをインストールする場合は、パッケージ・グループおよび共用リソース・ディレクトリーを選択する必要があります。
インストール・プロセス中に、Rational Data Architect パッケージのパッケージ・グループ を指定する必要があります。 パッケージ・グループは、 パッケージが同じグループ内の他のパッケージとリソースを共用するディレクトリーを表します。 Installation Manager を使用して Rational Data Architect パッケージをインストールする場合は、 新規パッケージ・グループを作成するか、またはパッケージを既存のパッケージ・グループにインストールできます。(一部のパッケージは、パッケージ・グループを共用できない場合があります。その場合、既存パッケージ・グループを使用するオプションが使用不可になります。)
一度に複数のパッケージをインストールする場合は、すべてのパッケージが同じパッケージ・グループ にインストールされる点に注意してください。
パッケージ・グループには自動的に名前が割り当てられます。ただし、パッケージ・グループのインストール・ディレクトリーは選択できます。
製品パッケージのインストールが成功し、パッケージ・グループが作成された後に、インストール・ディレクトリーを変更することはできません。インストール・ディレクトリーには、パッケージ・グループにインストールされた Rational Data Architect 製品パッケージに固有のファイルおよびリソースが含まれます。他のパッケージに使用される可能性のある製品パッケージ内のリソースは、共用リソース・ディレクトリーに置かれます。
共用リソースディレクトリー は、1 つ以上の製品パッケージ・グループで使用できるインストール作成物を配置する ディレクトリーです。
IBM パスポート・アドバンテージからインストール・ファイルをダウンロードした場合は、圧縮ファイルから電子イメージを解凍してから、Rational Data Architect をインストールしてください。 イメージを解凍する前に、ファイルのダウンロードが完全に行われたことを確認する必要があります。
公開された MD5 の値とダウンロードしたファイルの検査合計を比較して、 ダウンロードしたファイルが破損していないか、または完全であるかどうかを確認できます。
圧縮ファイルは、それぞれ同じディレクトリーに解凍します。
ディレクトリー名にスペースを使用しないでください。
スペースを使用すると、コマンド行から インストール・ランチャーを開始するためのインストール・ランチャーコマンドを実行できなくなります。
製品をインストールする前に、以下のステップを実行しておく必要があります。
root 以外のユーザーも
製品を使用できるようにしたい場合は、製品をインストールする前に、umask 変数を 0022 に設定する
必要があります。この変数を設定するには、root ユーザーとしてログインして
端末セッションを開始し、umask 0022 と入力してください。次のセクションでは、セクションインストール・シナリオに記載されているインストール・シナリオの概要を示します。 詳しい説明には、メイン・ステップのリンクからアクセスできます。
このインストール・シナリオでは、インストール・ファイルが含まれている CD を持っており、 通常は、そこからワークステーション上に Rational Data Architect を インストールします。
CD からインストールする一般的な手順は、次のとおりです。
CD ドライブをマウントします。IBM Installation Manager がワークステーション上に検出されない場合は、それをインストールするようプロンプトが表示され、インストール・ウィザードが開始します。ウィザードのスクリーン内の指示に従って、Installation Manager のインストールを完了します。詳しくは、Windows への Installation Manager のインストールを参照してください。
Installation Manager のインストールが完了したら、あるいは、すでにコンピューター上にある場合は、Installation Manager が開始し、自動的に「パッケージのインストール」ウィザードが開始します。
ワークステーション上のファイル・ハンドル数を増やします。詳しくは、Linux ワークステーション上のファイル・ハンドル数を増やすを参照してください。電子インストール・イメージから Rational Data Architect をインストールする 場合の一般的な手順は、次のとおりです。
IBM Installation Manager がワークステーション上に検出されない場合は、それをインストールするようプロンプトが表示され、インストール・ウィザードが開始します。ウィザードのスクリーン内の指示に従って、Installation Manager のインストールを完了します。詳しくは、Windows への Installation Manager のインストールを参照してください。
Installation Manager のインストールが完了したら、あるいは、すでにシステム上にある場合は、Installation Manager が開始し、自動的に「パッケージのインストール」ウィザードが開始します。
ワークステーション上のファイル・ハンドル数を増やします。詳しくは、Linux ワークステーション上のファイル・ハンドル数を増やすを参照してください。このシナリオでは、お客様は共用ドライブ上に電子イメージを置いて、社内のユーザーが 1 つのロケーションから Rational Data Architect のインストール・ファイルにアクセスできるようにします。
共用ドライブ上にインストール・イメージを置く人が、以下のステップを実行します。
共用ドライブ上のインストール・ファイルから Rational Data Architect をインストールするには、以下のようにします。
IBM Installation Manager は、 インストール・ランチャーによってインストールされます。 このプロセスについて詳しくは、インストール・ランチャーからのインストールを参照してください。
Installation Manager を手動でインストールするには、 以下のようにします。
IBM Installation Manager は、 インストール・ランチャーによってインストールされます。 このプロセスについて詳しくは、インストール・ランチャーからのインストールを参照してください。
Installation Manager を手動でインストールするには、 以下のようにします。
IBM Installation Manager は、インストール・ランチャーから開始してください。 こうすると、 Installation Manager が、リポジトリー設定を構成し、Rational Data Architect パッケージを選択した状態で起動します。 Installation Manager を直接開始した場合は、 リポジトリーの設定と製品パッケージの選択を手動で行う必要があります。
Installation Manager を手動で開始するには、 以下のようにします。
IBM Installation Manager は、インストール・ランチャーから開始してください。 こうすると、 Installation Manager が、リポジトリー設定を構成し、Rational Data Architect パッケージを選択した状態で起動します。 Installation Manager を直接開始する場合は、 リポジトリーの設定と製品パッケージの選択を手動で行う必要があります。
Installation Manager を手動で開始するには、 以下のようにします。
Installation Manager を手動でアンインストールするには、 以下のようにします。
IBM Installation Manager のアンインストールには、 Linux バージョンに組み込まれているパッケージ管理ツールを使用する必要があります。
Linux 上で Installation Manager を 手動でアンインストールするには、以下のようにします。
インストール・ランチャーは、Rational Data Architect インストール・プロセスを開始します。
次の場合に、インストール・ランチャーを使用して、Rational Data Architect のインストールを開始します。
インストール・プロセスをインストール・ランチャーから開始すると、IBM Installation Manager は、 Rational Data Architect パッケージが含まれているリポジトリーのロケーションで事前に構成された状態で起動します。 Installation Manager を直接インストールして開始する場合は、手動でリポジトリー設定を行う必要があります。
インストール・ランチャーからインストールするには、以下のようにします。
「パッケージのインストール」ウィザードのスクリーン内の説明に従って、インストールを完了します。詳しくは、IBM Installation Manager GUI を使用した IBM Rational Data Architect のインストールを参照してください。
プリインストール・タスクをまだ行っていない場合は、プリインストール・タスクに記載されているプリインストール・タスクを完了します。
インストール・ランチャーを開始するには、以下のようにします。
CD ドライブが
マウントされていることを確認します。
CD のルート・ディレクトリーにある install_win32.exe を実行します。
CD のルート・ディレクトリーにある install_linux.sh を実行します。以下のステップでは、IBM Rational Data Architect パッケージの Installation Manager GUI によるインストールについて説明します。
Rational Data Architect 製品パッケージは、Installation Manager をサイレント・インストール・モードで実行することでインストールできます。Installation Manager をサイレント・モードで実行する場合は、ユーザー・インターフェースは使用できません。 代わりに、Installation Manager は応答ファイルを使用して、 製品パッケージのインストールに必要なコマンドを入力します。
Installation Manager をサイレント・モードで実行すると、バッチ処理で スクリプトを通じて製品パッケージのインストール、更新、変更、およびアンインストールを行えるため便利です。
Rational Data Architect パッケージをサイレント・インストールする前に、Installation Manager をインストールする必要があることに注意してください。 Installation Manager のインストールについて詳しくは、IBM Installation Manager の管理を参照してください。
サイレント・インストールには、 必須のメインタスクが 2 つあります。
Installation Manager で Rational Data Architect 製品パッケージをインストールするときのアクション を記録して、応答ファイルを作成することができます。応答ファイルを記録すると、Installation Manager の GUI で選択した項目がすべて XML ファイルに保管されます。Installation Manager をサイレント・モードで実行すると、Installation Manager は XML 応答ファイルを使用して、パッケージが含まれているリポジトリーの検索、インストールするフィーチャーの選択などを行います。
インストール (またはアンインストール) 用の応答ファイルを記録するには、以下のようにします。
cd
C:¥Program Files¥IBM¥Installation Manager¥eclipse
cd opt/IBM/InstallationManager/eclipse
。
例: launcher.bat -record c:¥mylog¥responsefile.xml -log c:¥mylog¥record_log.xml
launcher.sh
-record <応答ファイル名>.xml -log <ログ・ファイルのパスおよび名前>.xml。
例:
launcher.sh -record /root/mylog/responsefile.xml -log /root/mylog/record_log.xmlコマンドで指定したロケーションに XML 応答ファイルが作成されます。
コマンド行から Installation Manager をサイレント・インストール・モードで実行することができます。
サイレント・モードでの実行方法に関するその他の資料については、Installation Manager のオンライン・ヘルプを 参照してください。
-silent 引数を Installation Manager 開始コマンド launcher.bat (Windows) または launcher.sh (Linux) に付加して、Installation Manager をサイレント・モードで実行します。
launcher.bat
-silent [引数]
launcher.sh
-nosplash -silent [引数]次の表は、サイレント・インストール・コマンドで使用される 引数を示したものです。
| 引数 | 説明 |
|---|---|
-input |
Installation Manager への入力として XML 応答ファイルを指定します。 応答ファイルには、Installation Manager が実行するコマンドが含まれています。 |
-log |
(オプション) サイレント・インストールの結果を記録するログ・ファイルを指定します。ログ・ファイルは XML ファイルです。 |
Installation Manager をサイレント・インストール・モードで実行するには、以下のようにします。
cd
C:¥Program Files¥IBM¥Installation Manager¥eclipse
cd opt/IBM/InstallationManager/eclipse
用: launcher.bat
-slient -input <応答ファイルのパスおよび名前> -log <ログ・ファイルのパスおよび名前>。
例: launcher.bat -silent -input c:¥mylog¥responsefile.xml
-log c:¥mylog¥silent_install_log.xml
launcher.sh
-nosplash -silent<応答ファイル名> -log <ログ・ファイルのパスおよび名前>。
例: launcher.sh -nosplash -silent -input /root/mylog/responsefile.xml
-log /root/mylog/silent_install_log.xmlInstallation Manager がサイレント・インストール・モードで実行されます。Installation Manager は、 応答ファイルを読み取り、指定したディレクトリーにログ・ファイルを書き込みます。 サイレント・インストール・モードで実行する場合、応答ファイルは必須ですが、ログ・ファイルはオプションです。
Installation Manager のサイレント・インストール機能を使用する場合は、 Installation Manager で実行する必要のあるすべてのコマンドを含む応答ファイルを作成する必要があります。 これを行う際に推奨されるのは、 IBM Rational Data Architect パッケージのインストール時のアクションを記録することによって、 応答ファイルを作成する、という方法です。 ただし、応答ファイルは手動で作成したり編集したりすることができます。
応答ファイルのコマンドには、以下の 2 つのカテゴリーがあります。
通常は「設定」ウィンドウを使用して設定を指定しますが、 サイレント・インストール中に使用する応答ファイルに設定 (キーとして識別されます) を指定することもできます。
応答ファイルに設定を定義する場合、使用する XML コードは次の例のようになります。
<preference> name = "the key of the preference" value = "the value of the preference to be set" </preferences>
次の表を使用して、サイレント・インストール設定用のキーとそれに関連した値を識別します。
参照テーブルを使用すると、 サイレント・インストール中に使用する応答ファイル・コマンドについてさらに学習することができます。
応答ファイルには、クリーン・モードとご使用条件受諾の属性を含めることもできます。
応答ファイルに clean 属性を適用すると、 サイレント・インストール機能によって Installation Manager のユーザー・インターフェース (UI) にサーバーの設定が保持されないようにすることができます。 クリーン・モードで実行する場合は、応答ファイル開始タグで次の属性を true に設定します。
<agent-input clean="true">
クリーン属性を true に設定すると、 サイレント・インストールによってサーバーの設定が保持されなくなり、これらの設定は現在の設定でのみ有効となります。 サイレント・インストールが完了した後で Installation Manager の UI を表示すると、 応答ファイルで指定されているリポジトリーとその他の設定が、「設定」ページに表示されていることがわかります。 これらの設定は、サイレント・インストールをクリーン・モードで実行した場合には表示されません。
デフォルトでは、Installation Manager をサイレント・インストール・モードで使用する場合には、 ライセンスおよびインストール・パッケージの内容をすべて受諾します。 ご使用条件を受諾しない場合は、<agent-input> エレメントに追加の属性を使用できます。 これを使用すると、サイレント・インストール操作は自動的に失敗します (<agent-input acceptLicense='false">)。 インストールするインストール・パッケージにご使用条件があり、それを受諾する必要がある場合、 サイレント・インストール操作は失敗します。
XML ベースの応答ファイルを使用すると、サイレント・インストール設定、リポジトリーのロケーション、 インストール用プロファイルなどの事前定義情報を指定できます。 応答ファイルは、インストール・パッケージをサイレントでインストールし、 インストール・パッケージのロケーションと設定を標準化するチームや会社に役に立ちます。
| サンプル応答ファイル |
|---|
<agent-input > <!-- add preferences --> <preference name="com.ibm.cic.common.core.preferences. http.proxyEnabled" value="c:/temp"/> <!-- create the profile if it doesn't exist yet --> <profile id="my_profile" installLocation="c:/temp/my_profile"></profile> <server> <repository location= "http://a.site.com/local/products/sample/20060615_1542/repository/"></repository> /server> <install> <offering profile= "my_profile" features= "core" id= "ies" version= "3.2.0.20060615"> </offering> /install> </agent-input> |
サイレント・インストール・ログ・ファイルを使用すると、 サイレント・インストール・セッションの結果を検査できます。
サイレント・インストール機能によって、XML ベースのログ・ファイルが作成されます。このログ・ファイルには、サイレント・インストール実行の結果が記録されます。これは、-log <your log file path>.xml を使用してログ・ファイル・パスが指定されている場合です。 サイレント・インストール・セッションが正常に行われた場合、 ログ・ファイルには、<result> </result> のルート・エレメントのみが含まれます。 しかし、インストール中にエラーが発生した場合は、 以下のようなエラー・エレメントが、メッセージとともにサイレント・インストール・ログ・ファイルに記録されます。
<result> <error> Cannot find profile: profile id</error> <error> some other errors</error> </result> |
詳細な分析については、 Installation Manager データ域に生成されたログを参照してください。 設定コマンドを使用することにより、 選択したロケーションにデータ域をオプションで設定できます (応答ファイルのトピックを参照)。
インストール済みの IBM Rational Software Development Platform 製品およびカスタマイズしたパッケージ のライセンスは、「ライセンスの管理」ウィザードおよび関連「設定」ページを使用して管理できます。 「ライセンスの管理」ウィザードには、インストール済みの各パッケージの ライセンス・タイプおよびライセンス有効期限情報が表示されます。
プロダクト・アクティベーション・キットをインポートすることにより、 トライアル版の製品をライセンス版にアップグレードすることができます。
IBM Rational ソフトウェア製品の購入者として、許可ユーザー・ライセンスまたは許可ユーザー期限付使用権 (FTL) を選択することができます。 どのタイプのライセンスが組織に最適であるかは、 製品を使用する人数、アクセス頻度、ソフトウェア購入の方針などによって異なります。
IBM Rational 許可ユーザー・ライセンスは、1 人の特定の個人に対して Rational ソフトウェア製品の使用を許可します。購入者は、 製品にアクセスする個々のユーザーごとに、任意の方法で許可ユーザー・ライセンスを入手する必要があります。許可ユーザー・ライセンスの再割り当ては、割り当てた元のユーザーを購入者が長期間または永久に置き換える場合を除いて、許可されません。
例えば、許可ユーザー・ライセンスを 1 つ購入した場合、 そのライセンスをある特定の個人に割り当てることができます。割り当てられた個人は、 Rational ソフトウェア製品を使用することができます。 許可ユーザー・ライセンスでは、いかなる場合も (ライセンス交付を受けた個人が製品を使用中でない場合でも) その製品を使用する権利を他者に与えることはありません。
IBM Rational 許可ユーザー期限付使用権 (FTL) は、1 人の特定の個人に対して特定期間 Rational ソフトウェア製品の使用を許可します。購入者は、 製品にアクセスする個々のユーザーごとに、任意の方法で許可ユーザー FTL を入手する必要があります。許可ユーザー FTL の再割り当ては、割り当てた元のユーザーを購入者が長期間または永久に置き換える場合を除いて、許可されません。
ライセンス期間を延長する意思がないことを IBM に通知した場合は、 ライセンス満了時に製品の使用を中止しなければなりません。
Rational ソフトウェア製品を初めてインストールする場合、または製品の使用を継続するためにライセンスを 延長したい場合に、製品のライセンスを使用可能にする方法を選択します。
Rational Software Development Platform 製品のライセンスは、プロダクト・アクティベーション・キットをインポートすると使用可能になります。
プロダクト・アクティベーション・キットには、Rational のトライアル製品のパーマネント・ライセンス・キーが含まれています。アクティベーション・キットを 購入し、ローカル・マシンにダウンロードしてからインポートし、製品のライセンスを使用可能にします。 製品にアクティベーション・キットをインポートするには、IBM Installation Manager を使用します。
Rational License Server をインストールし、ご使用の製品で Rational Common Licensing を使用可能にすることができます。 Rational Common Licensing には、次のような利点があります。
アクティベーション・キットの入手方法について詳しくは、ライセンスの購入を参照してください。
IBM Installation Manager からインストール済みパッケージのライセンス情報を確認することができます。ライセンス情報には、ライセンス・タイプおよび有効期限が含まれています。
ライセンス情報を表示するには、以下のようにします。
インストールされているパッケージごとに、パッケージのベンダー、現行ライセンス・タイプ、 および有効期限が表示されます。
プロダクト・アクティベーション・キットをダウンロードした後に、 IBM Installation Manager を使用して、ダウンロード・ロケーションからキットをインポートする必要があります。
アクティベーション・キットを購入し、アクセス可能なワークステーションにダウンロードします。
アクティベーション・キットをインポートして、新しいライセンス・キーを使用可能にするには、次のようにします。
パーマネント・ライセンス・キーを含むプロダクト・アクティベーション・キットが製品にインポートされます。 「ライセンスの管理」ウィザードに、インポートが正常に行われたかどうかが示されます。
現行の製品ライセンスの有効期限が切れる場合、またはチーム・メンバー用に追加の製品ライセンス が必要な場合は、新規ライセンスをご購入いただけます。
ライセンスを購入して製品を使用可能にするには、以下のステップを完了してください。
この後、アクティベーション・キットをインポートする場合は、IBM Installation Manager の「ライセンスの管理」ウィザードを使用します。
重要: 最適な結果を得るため には、Rational 製品を使用して作業する 前に、Rational Data Architect で使用できるファイル・ハンドルの数を増やしてください。 プロセス当たりのデフォルト限度数である1024 個よりも多く使用するためです。 (この変更はシステム管理者が行う必要があります。)
以下のこれらのステップに従って Linux でファイ ル記述子を増やす場合は注意してください。指示に正確に従わないと、コンピューターが正しく始動しなくなる可能性があります。 最適な結果を得るために、システム管理者にこの手順を実行してもらってください。
ファイル記述子を増加するには、以下のようにします。
重要: ファイル・ハンドルの数を増やす場合は、 コンピューター上に空の initscript ファイルを残さないでください。 残した場合、次回電源をオンにしたり再始動した場合に、マシンが始動しなくなります。
以下は、 すべてのユーザーを制限して、後で異なる限度を設定した場合に、 サンプルの limits.conf ファイルがどのように見えるかを示したものです。このサンプルでは、 前述のステップ 4 で記述子を 8192 に設定したことを想定しています。
上記サンプルの * は、 最初にすべてのユーザーの限度を設定するために使用されます。これらの限度は、 その後の限度よりも低くなっています。root ユーザーにオープンされている許容記述子の数は これより高くなり、user1 はその 2 つの間になります。変更を行う前に、limits.conf ファイルに 含まれている文書を必ず読んで理解しておいてください。
ulimit コマンドについて詳しくは、ulimit のマニュアル・ページを参照してください。
IBM Installation Manager の 「パッケージの変更」ウィザードで、インストール済み製品パッケージの言語およびフィーチャーの選択を変更できます。
デフォルトでは、リポジトリー設定がローカル更新サイトを指していない限り、インターネットへのアクセスが必要になります。詳しくは、Installation Manager のヘルプを参照してください。
インストール済み製品パッケージを変更するには、以下のようにします。
IBM Installation Manager でインストールされたパッケージの更新をインストールできます。
デフォルトでは、リポジトリー設定がローカル更新サイトを指していない限り、インターネットへのアクセスが必要になります。詳しくは、Installation Manager のヘルプを参照してください。
製品パッケージの更新を検索してインストールするには、次のようにします。
Installation Manager の「アンインストール」パッケージ・オプションを使用すると、1 つのインストール・ロケーションから複数のパッケージをアンインストールできます。すべてのインストール・ロケーションからインストール済みのすべてのパッケージをアンインストールすることもできます。
パッケージをアンインストールするには、製品パッケージをインストールするために使用したものと同じユーザー・アカウントを使用して、システムにログインする必要があります。
パッケージをアンインストールするには、以下のようにします。
本書は米国 IBM が提供する製品およびサービスについて作成したものです。 本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合があります。日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM の営業担当員にお尋ねください。 本書で IBM 製品、プログラム、またはサービスに言及していても、 その IBM 製品、プログラム、または サービスのみが使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の 製品、プログラム、またはサービスを使用することができます。 ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの 評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。
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