本書は、IBM Rational Data Architect (製品番号 5724-L66) バージョン 7.0、および新しい版で明記されていない限り、以降のすべてのリリースおよびモディフィケーションに適用されます。
IBM 発行のマニュアルに関する情報のページ
http://www.ibm.com/jp/manuals/
こちらから、日本語版および英語版のオンライン・ライブラリーをご利用いただけます。
また、マニュアルに関するご意見やご感想を、上記ページよりお送りください。今後の参考にさせていただきます。
(URL は、変更になる場合があります)
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- 原 典:
GI11-8352-00
IBM Rational Data Architect , Version 7.0
Installation guide
- 発 行:
- 日本アイ・ビー・エム株式会社
- 担 当:
- ナショナル・ランゲージ・サポート
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第1刷 2006.11
(C) Copyright International Business Machines Corporation 2006. All rights reserved.
(C) Copyright IBM Japan 2006
概説
このインストール・ガイドには、IBM(R) Rational(R) Data Architect のインストールおよびアンインストール方法が記載されています。
インストールの問題と制限事項については、README ファイルを参照してください。
注:
IBM Installation
Manager
IBM Installation Manager は、ワークステーションに Rational Data Architect 製品パッケージをインストールするプログラムです。インストールしたこのパッケージや他のパッケージの更新、変更、およびアンインストールも行います。パッケージとは、Installation Manager によってインストールされるよう設計された製品、複数コンポーネントのグループ、または単一のコンポーネントです。
どういったインストール・シナリオに従ってワークステーション上に Rational Data Architect を
インストールするかに関わらず、Rational パッケージの
インストールを行うには Installation Manager を使用します。
IBM Installation Manager は、時間を節約するのに役立つ多数の機能を提供します。
インストールしようとしているパッケージ、
インストール済みのソフトウェア・コンポーネント、およびインストール用に使用可能なコンポーネントを追跡します。
更新を検索するので、最新バージョンの Rational 製品パッケージをインストールしていることがわかります。
また、Installation Manager は、
インストールした製品パッケージのライセンス管理のためのツールを提供します。
さらに、パッケージの更新と変更用のツールを提供します。
Installation Manager を使用して、
製品パッケージをアンインストールすることもできます。
IBM Installation Manager には 5 つのウィザードがあり、
ライフ・サイクルを通じて製品パッケージの保守が簡単になります。
- 「パッケージのインストール」ウィザードは、インストール・プロセスを支援します。デフォルト設定を単に受け入れるか、デフォルト設定を変更してカスタム・インストールを作成することで、製品パッケージをインストールできます。製品パッケージのインストールを行う前に、ウィザードで選択したすべての項目の要約が表示されます。ウィザードを使用すると、
1 つ以上の製品パッケージを一度にインストールできます。
- 「製品パッケージの更新」ウィザードは、インストール済みパッケージに使用可能な更新を検索します。更新は、リリース済みのフィックス、新規フィーチャー、または Rational 製品の新しいバージョンである可能性があります。ウィザードには更新内容の詳細が表示されます。更新を適用するかどうかを選択できます。
- 「パッケージの変更」ウィザードを使用すると、
すでにインストール済みのパッケージから特定のエレメントを変更できます。
製品パッケージの初期インストール時に、インストールするフィーチャーを選択します。
後で他のフィーチャーが必要になった場合は、
「パッケージの変更」ウィザードを使用して、それらを製品パッケージのインストールに追加できます。
フィーチャーの除去、言語の追加または除去も可能です。
- 「ライセンスの管理」ウィザードを使用すると、パッケージのライセンスをセットアップできます。このウィザードを使用して、ライセンスの評価版を完全なライセンスに変更できます。また、それぞれのパッケージにどのライセンス・タイプを使用するかを選択したりすることができます。
- 「パッケージのアンインストール」ウィザードを使用すると、コンピューターから製品パッケージが除去されます。一度に複数のパッケージをアンインストールできます。
IBM Rational Software Development Platformは、
複数の製品を共用する開発ワークベンチとその他のソフトウェア・コンポーネントを含む共通開発環境です。
開発プラットフォームには、以下が含まれています。
- Rational Data Architect
- Rational Application Developer
- Rational Application Developer Community Edition
- Rational Functional Tester
- Rational Performance Tester
- Rational Software Architect
- Rational Software Modeler
- Rational Systems Developer
Rational Manual Tester も使用可能ですが、
このプラットフォームの一部ではありません。
Manual Tester は、
Rational Functional Tester と一緒に組み込まれていますが、
別途購入することも可能です。
Rational Data Architect について
IBM Rational Data Architect は、ビジュアルなデータ・モデラーです。
データ・モデルを新規作成し、組織全体の資産をさまざまなソースからデプロイ可能なモデルに統合するのに役立ちます。
モデルをチーム全体で共有し、印刷し、Web で公開し、テストおよびデプロイ可能な物理インプリメンテーションに変換できます。
インストール要件
このセクションでは、ソフトウェアを正常にインストールし、実行するために満たす必要がある、
ハードウェア、ソフトウェア、およびユーザー特権の要件について説明します。
ハードウェア要件
製品をインストールする前に、ご使用のシステムが最小ハードウェア要件を満たしていることを確認してください。
ソフトウェア要件
製品をインストールする前に、ご使用のシステムがソフトウェア要件を満たしていることを確認してください。
オペレーティング・システム
次のオペレーティング・システムが、この製品でサポートされています。
- Microsoft Windows(R) XP
Professional (Service Pack 1 および 2)
- Windows XP
Professional x64 Edition (AMD プロセッサーで稼働)
- Microsoft Windows 2000
Professional (Service Pack 4)
- Microsoft Windows 2000
Server (Service Pack 4)
- Microsoft Windows 2000
Advanced Server (Service Pack 4)
- Microsoft Windows Server 2003 Standard Edition (Service Pack 1)
- Microsoft Windows Server
2003 Enterprise Edition (Service Pack 1)
- Red Hat Enterprise Linux(R) Workstation
バージョン 4.0
- Red Hat Desktop バージョン 4.0 (32 ビット・モードで稼働)
- SuSE Linux Enterprise
Server (SLES) バージョン 9 (すべての Service Pack、32 ビット・モード)
注:
リストされているオペレーティング・システムでは、
Rational Data Architect でサポートされるすべての言語がサポートされます。
.
追加のソフトウェア要件
- 以下の Web ブラウザーのいずれか (README ファイルと「インストール・ガイド」を表示し、
Standard Widget Toolkit (SWT) ブラウザー・ウィジェットをサポートするために必要です)
- ツアー、チュートリアル、およびデモンストレーション・ビューレットなどのマルチメディア・ユーザー支援を正しく表示するには、
Adobe Flash Player をインストールする必要があります。
-
バージョン 6.0 リリース 65 以降
-
バージョン 6.0 リリース 69 以降
- サポートされるデータベース・サーバーについては、リリース・ノートを参照してください。
ユーザー特権についての要件
Rational Data Architect をインストールするには、
以下の要件を満たすユーザー ID が必要です。
- ユーザー ID には 2 バイト文字が含まれていてはいけません。
-
管理者グループに属するユーザー ID を持っている必要があります。
-
root としてログインできる必要があります。
インストール計画
どの製品フィーチャーをインストールする場合にも、
事前にこのセクションのすべてのトピックをご一読ください。効果的なプランニングと、
インストール・プロセスの主要な段階を理解することが、インストールの成功につながります。
インストール・シナリオ
Rational Data Architect をインストールする際に使用できるシナリオは多数あります。
以下に、インストール・シナリオを決定するいくつかの要素を挙げます。
- インストールのロケーション (例えば、ご自身のワークステーション上に製品をインストールしたり、
インストール・ファイルを企業内で使用できるようにしたりすることができます)。
- インストールのタイプ (例えば、Installation Manager の GUI を使用したり、サイレント・インストールを行うことができます)。
典型的なインストール・シナリオには、以下のものがあります。
- CD からのインストール。
- ワークステーションにダウンロードした電子イメージからのインストール。
- 共用ドライブ上の電子イメージからのインストール。
後の 3 つのシナリオでは、サイレント・モードで Installation Manager プログラムを実行して、Rational Data Architect をインストールすることを選択できます。
Installation Manager のサイレント・モードでの実行について詳しくは、サイレント・インストールを参照してください。
CD からのインストール
このインストール・シナリオでは、お客様は製品パッケージのファイルが含まれている CD を持っており、通常は、ご自身のワークステーション上に Rational Data Architect をインストールします。このステップの概要については、Rational Data Architect の CD-ROM からのインストール: タスクの概要を参照してください。
ワークステーションにダウンロードした電子イメージからの
インストール
このシナリオでは、
お客様は IBM
パスポート・アドバンテージ(R)から
インストール・ファイルをダウンロードしており、ご自身のワークステーション上に Rational Data Architect を
インストールします。
共用ドライブ上の電子イメージからのインストール
このシナリオでは、お客様は共用ドライブ上に電子イメージを置いて、社内のユーザーが 1 つのロケーションから Rational Data Architect のインストール・ファイルにアクセスできるようにします。このステップの概要については、共用ドライブ上の電子イメージからの Rational Data Architect のインストール: タスクの概要を参照してください。
インストールするフィーチャーの決定
バージョン 7.0 では、
インストールする Rational Data Architect のフィーチャーを選択することにより、
ソフトウェア製品をカスタマイズできます。
IBM Installation Manager を使用して Rational Data Architect の製品パッケージをインストールする場合は、
使用可能な製品パッケージに入っているフィーチャーがインストール・ウィザードに表示されます。
このフィーチャー・リストから、インストールするフィーチャーを選択できます。
デフォルトの一連のフィーチャーが選択されています (必須フィーチャーはすべて含まれています)。
フィーチャー間に依存関係があれば、Installation Manager
はそれを強制し、必要なフィーチャーが消去されないようにします。
注:
パッケージのインストールを終了した後も、
Installation Manager で「パッケージの変更」ウィザードを実行して、ソフトウェア製品のフィーチャーを追加または除去することができます。
詳しくは、
インストールの変更を参照してください。
フィーチャー
以下の表には、インストールを選択できる Rational Data Architect のフィーチャーが示されています。デフォルトで選択されているインストールするフィーチャーは、異なる場合があります。
フィーチャーがすでに共用リソース・ディレクトリーに存在している場合は、ディレクトリーでは選択されず、再度インストールされません。
フィーチャー |
説明 |
インストール対象としてデフォルトで選択済み |
Rational Data Architect のコア機能 |
物理、論理、用語集、およびドメインのデータ・モデルのサポートが含まれます。
WebSphere Information Integrator がインストールされている場合、コア機能を使用して WebSphere Information Integrator のフェデレーテッド機能でアクセスした情報を強化および拡張することができます。 |
はい |
DB2 データベース開発 |
DB2 ストアード・プロシージャーおよびユーザー定義機能を開発する機能を提供します。
開発サポートには、ウィザード、エディター、および統合デバッガーが含まれます。
DB2 for Linux, UNIX, and Windows バージョン 9.1 の XML データ型の追加サポートには、XML スキーマ登録と XML データ検証が含まれます。 |
いいえ |
UML から LDM へのトランスフォーメーション |
UML モデルを論理データ・モデルに、また論理データ・モデルを UML モデルにトランスフォームする機能を提供します。 |
いいえ |
モデルのインポート/エクスポート |
Rational Data Architect と他のモデリング・ツール (ERwin、IBM Rational Rose、および Sybase PowerDesigner など) の間でデータ・モデルのインポートやエクスポートを行う機能を提供します。
この機能を構成して、さらに他のデータ・モデル形式をサポートすることができます。 |
いいえ |
Metadata Server 統合 |
Rational Data Architect バージョン 7 と IBM WebSphere Metadata Server のリポジトリーの間でメタデータを転送する機能を提供します。
用語集モデルのメタデータを Rational Data Architect と Metadata Server の間で双方向に転送することができます。
さらに、Rational Data Architect から Metadata Server に物理データ・モデル・メタデータをエクスポートすることもできます。
このフィーチャーを使用するには、Microsoft XML Core Services (MSXML) 4.0 Service Pack 2 に加えて、
IBM WebSphere Information Services Director か IBM WebSphere Information Analyzer のいずれかの製品、または IBM WebSphere DataStage
と QualityStage Designer の両製品が同じコンピューターにインストールされている必要があります。 |
いいえ |
RequisitePro 組み込み |
データ・モデル要素を要件と関連付ける機能を提供します。
RequisitePro 組み込みを使用して、プロジェクト要件の作成、管理、追跡が行えます。
RequisitePro 組み込み機能が使用可能なのは、Rational RequisitePro クライアントがインストールされている場合だけです。 |
いいえ |
ClearCase イネーブルメント |
Rational ClearCase イネーブルメントには、Rational ClearCase を使用したデータ・プロジェクト共用のためのサポートが含まれます。
このフィーチャーが使用可能なのは、ClearCase クライアントと構成済みの ClearCase サーバーがある場合だけです。 |
いいえ |
アップグレード、および共存についての考慮事項
前のバージョンの製品がある場合、
または同じワークステーションに複数の Rational Software Development Platform 製品をインストールする計画がある場合は、
このセクションの情報を検討してください。
製品の共存についての考慮事項
一部の製品は、同じパッケージ・グループにインストールされた場合、
それと共存し、機能を共用するように設計されています。
パッケージ・グループは、1 つ以上のソフトウェア製品またはパッケージをインストールできるロケーションです。
各パッケージをインストールする場合は、
そのパッケージを既存のパッケージ・グループにインストールするか、または新規パッケージを作成するのかを選択します。
IBM Installation Manager は、
共用するように設計されていない製品や、バージョンの許容度およびその他の要件を満たさない製品をブロックします。
一度に複数の製品をインストールする場合は、
製品でパッケージ・グループを共用できなければなりません。
リリース時点で、パッケージ・グループにインストールされた場合に機能を共用する製品は、以下のとおりです。
- Rational Data Architect
- Rational Application Developer
- Rational Software Architect
- Rational Software
Modeler
適格製品であれば、1 つのパッケージ・グループにいくつでもインストールできます。
製品がインストールされると、その機能はパッケージ内の他のすべての製品で共用されます。
開発製品とテスト製品を 1 つのパッケージ・グループにインストールする場合、
製品のいずれか一方を始動すると、開発とテストの両方の機能がユーザー・インターフェースで使用可能になります。
製品にモデリング・ツールを追加すると、パッケージ・グループ内のすべての製品で、
開発、テストおよびモデリングの機能が使用可能になります。
開発製品をインストールし、その後で追加の機能を持つ開発製品を購入して、同じパッケージ・グループにその製品を追加すると、
両方の製品で追加の機能が使用可能になります。
より多くの機能を持つ製品をアンインストールした場合、元の製品はそのまま残ります。
これは、Rational Software Development Platform におけるバージョン 6 製品の「アップグレード」の動作とは異なることに注意してください。
注:
固有のロケーションにインストールされた各製品は、
1 つのパッケージ・グループとしか関連付けることができません。
複数のパッケージ・グループと関連付けるためには、製品を複数のロケーションにインストールする必要があります。
インストール・リポジトリー
IBM Installation Manager は、
指定のリポジトリー・ロケーションから製品パッケージを取得します。
一部の組織では、製品パッケージをイントラネットに組み込み、ホスティングします。
この種のインストール・シナリオについては、
を参照してください。
システム管理者から正しい URL を提供してもらう必要があります。
デフォルトでは、IBM Installation Manager は、各 Rational ソフトウェア開発製品に埋め込まれている URL を使用して、
インターネットを介してリポジトリー・サーバーに接続します。
その後、Installation Manager が製品パッケージと新規フィーチャーを検索します。
Installation Manager のリポジトリー設定
Rational Data Architect のインストールをランチャーから開始する場合は、インストールする製品パッケージを含むリポジトリーのロケーションが、開始時に IBM Installation Manager で自動的に定義されます。
しかし、直接 Installation Manager を開始する場合 (例えば、
Rational Data Architect を Web サーバー上にあるリポジトリーからインストールする場合) は、まず Installation Manager でリポジトリー設定 (製品パッケージが含まれるディレクトリーの URL) を指定しておかなければ、
製品パッケージはインストールできません。このリポジトリー・ロケーションは、
「設定」ウィンドウの「リポジトリー」ページで指定します。デフォルトでは、IBM Installation Manager は、各 Rational ソフトウェア開発製品に組み込まれている URL を使用して、インターネットを介してリポジトリー・サーバーに接続し、インストール可能なパッケージおよび
新規フィーチャーを検索します。組織によっては、イントラネット・サイトを使用するためにリポジトリーをリダイレクトする必要があります。
注:
インストール・プロセスを開始する前に、必ず管理者 からインストール・パッケージ
のリポジトリーの URL を取得してください。
Installation Manager でリポジトリー・ロケーションを追加、編集、または除去するには、以下のようにします。
- Installation Manager を開始します。
- Installation Manager の「開始」ページで、「ファイル」 -> 「設定」をクリックしてから
「リポジトリー」をクリックします。 「リポジトリー」ページが開きます。
このページには、使用可能なリポジトリー、そのロケーション、およびアクセス可能かどうか
が表示されます。
- 「リポジトリー」ページで、「リポジトリーの追加」をクリックします。
- 「リポジトリーの追加」ウィンドウで、
リポジトリー・ロケーションの URL を入力するか、ブラウズしてファイル・パスを設定します。
- 「OK」をクリックします。HTTPS リポジトリー・ロケーションを
入力した場合は、ユーザー ID とパスワードの入力を求めるプロンプトが出されます。 新規または変更されたリポジトリー・ロケーションがリストされます。リポジトリー
がアクセス不可の場合は、「接続」列に赤い x が表示されます。
- 「OK」をクリックして終了します。
パッケージ・グループおよび共用リソース・ディレクトリー
IBM Installation Manager を使用して Rational Data Architect パッケージをインストールする場合は、パッケージ・グループおよび共用リソース・ディレクトリーを選択する必要があります。
パッケージ・グループ
インストール・プロセス中に、Rational Data Architect パッケージのパッケージ・グループ を指定する必要があります。
パッケージ・グループは、
パッケージが同じグループ内の他のパッケージとリソースを共用するディレクトリーを表します。
Installation Manager を使用して Rational Data Architect パッケージをインストールする場合は、
新規パッケージ・グループを作成するか、またはパッケージを既存のパッケージ・グループにインストールできます。(一部のパッケージは、パッケージ・グループを共用できない場合があります。その場合、既存パッケージ・グループを使用するオプションが使用不可になります。)
一度に複数のパッケージをインストールする場合は、すべてのパッケージが同じパッケージ・グループ
にインストールされる点に注意してください。
パッケージ・グループには自動的に名前が割り当てられます。ただし、パッケージ・グループのインストール・ディレクトリーは選択できます。
製品パッケージのインストールが成功し、パッケージ・グループが作成された後に、インストール・ディレクトリーを変更することはできません。インストール・ディレクトリーには、パッケージ・グループにインストールされた Rational Data Architect 製品パッケージに固有のファイルおよびリソースが含まれます。他のパッケージに使用される可能性のある製品パッケージ内のリソースは、共用リソース・ディレクトリーに置かれます。
共用リソース・ディレクトリー
共用リソースディレクトリー は、1 つ以上の製品パッケージ・グループで使用できるインストール作成物を配置する
ディレクトリーです。
重要:
共用リソース・ディレクトリーは、パッケージの初回
インストール時に指定できます。
これには、一番大きいドライブを使用することをお勧めします。
すべてのパッケージをアンインストールするまで、ディレクトリー・ロケーションを
変更することはできません。
電子イメージの確認および解凍
IBM パスポート・アドバンテージからインストール・ファイルをダウンロードした場合は、圧縮ファイルから電子イメージを解凍してから、Rational Data Architect をインストールしてください。
イメージを解凍する前に、ファイルのダウンロードが完全に行われたことを確認する必要があります。
公開された MD5 の値とダウンロードしたファイルの検査合計を比較して、
ダウンロードしたファイルが破損していないか、または完全であるかどうかを確認できます。
圧縮ファイルは、それぞれ同じディレクトリーに解凍します。
ディレクトリー名にスペースを使用しないでください。
スペースを使用すると、コマンド行から インストール・ランチャーを開始するためのインストール・ランチャーコマンドを実行できなくなります。
プリインストール・タスク
製品をインストールする前に、以下のステップを実行しておく必要があります。
- ご使用のシステムがセクションインストール要件に記載されている要件を満たしていることを確認します。
- 環境変数 TEMP (Windows システムの場合) または /tmp ディレクトリー (Linux システムの場合) が指しているディレクトリーに、少なくとも 500 MB の空き容量があることを確認します。これは、製品のインストールに必要なスペースとは別になります。
- ご使用のユーザー ID が製品のインストールに必要なアクセス権を満たしていることを確認します。ユーザー特権についての要件を参照してください。
- セクションインストール計画を一読します。特に、トピックアップグレード、および共存についての考慮事項をよくお読みください。
-
root 以外のユーザーも
製品を使用できるようにしたい場合は、製品をインストールする前に、umask 変数を 0022 に設定する
必要があります。この変数を設定するには、root ユーザーとしてログインして
端末セッションを開始し、umask 0022 と入力してください。
インストール作業
次のセクションでは、セクションインストール・シナリオに記載されているインストール・シナリオの概要を示します。
詳しい説明には、メイン・ステップのリンクからアクセスできます。
Rational Data Architect の CD-ROM からのインストール: タスクの概要
このインストール・シナリオでは、インストール・ファイルが含まれている CD を持っており、
通常は、そこからワークステーション上に Rational Data Architect を
インストールします。
CD からインストールする一般的な手順は、次のとおりです。
- プリインストール・タスク にリストされているプリインストールのステップをすべて実行します。
- 1 枚目のインストール CD を CD ドライブに挿入します。
-
CD ドライブをマウントします。
- インストール・ランチャーから Rational Data Architect のインストールを開始します。 詳しくは、インストール・ランチャーからのインストールを参照してください。
IBM Installation Manager がワークステーション上に検出されない場合は、それをインストールするようプロンプトが表示され、インストール・ウィザードが開始します。ウィザードのスクリーン内の指示に従って、Installation Manager のインストールを完了します。詳しくは、Windows への Installation Manager のインストールを参照してください。
Installation Manager のインストールが完了したら、あるいは、すでにコンピューター上にある場合は、Installation Manager が開始し、自動的に「パッケージのインストール」ウィザードが開始します。
- 「パッケージのインストール」ウィザードのスクリーン内の説明に従って、インストールを完了します。詳しくは、IBM Installation Manager GUI を使用した IBM Rational Data Architect のインストールを参照してください。
- ライセンスを構成します。デフォルトで、Rational Data Architect のトライアル・ライセンスが含まれています。引き続き製品にアクセスできるように、ライセンスを
構成する必要があります。詳しくは、
ライセンスの管理を参照してください。
-
ワークステーション上のファイル・ハンドル数を増やします。詳しくは、Linux ワークステーション上のファイル・ハンドル数を増やすを参照してください。
ワークステーション上の電子イメージからの Rational Data Architect のインストール: タスクの概要
電子インストール・イメージから Rational Data Architect をインストールする
場合の一般的な手順は、次のとおりです。
- IBM パスポート・アドバンテージからダウンロードする必要のあるファイルと抽出したインストール・イメージの両方を保管するのに十分なスペースが、ワークステーションにあることを確認してください。ハードウェア要件を参照してください。
- IBM パスポート・アドバンテージから製品イメージの必要な部分を、一時ディレクトリーにすべてダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルからインストール・イメージを抽出し、インストール・イメージが完全であることを確認します。詳しくは、電子イメージの確認および解凍を参照してください。
- 続けて、下記の 電子イメージからのインストール のステップを実行します。
電子イメージからのインストール
- プリインストール・タスク にリストされているプリインストールのステップをすべて実行します。
- ランチャーを開始します。
- ランチャーから Rational Data Architect のインストールを開始します。
IBM Installation Manager がワークステーション上に検出されない場合は、それをインストールするようプロンプトが表示され、インストール・ウィザードが開始します。ウィザードのスクリーン内の指示に従って、Installation Manager のインストールを完了します。詳しくは、Windows への Installation Manager のインストールを参照してください。
Installation Manager のインストールが完了したら、あるいは、すでにシステム上にある場合は、Installation Manager が開始し、自動的に「パッケージのインストール」ウィザードが開始します。
- 「パッケージのインストール」ウィザードのスクリーン内の説明に従って、インストールを完了します。詳しくは、IBM Installation Manager GUI を使用した IBM Rational Data Architect のインストールを参照してください。
- ライセンスを構成します。デフォルトで、Rational Data Architect のトライアル・ライセンスが含まれています。引き続き製品にアクセスできるように、ライセンスを
構成する必要があります。詳しくは、
ライセンスの管理を参照してください。
-
ワークステーション上のファイル・ハンドル数を増やします。詳しくは、Linux ワークステーション上のファイル・ハンドル数を増やすを参照してください。
共用ドライブ上の電子イメージからの Rational Data Architect のインストール: タスクの概要
このシナリオでは、お客様は共用ドライブ上に電子イメージを置いて、社内のユーザーが 1 つのロケーションから Rational Data Architect のインストール・ファイルにアクセスできるようにします。
共用ドライブ上にインストール・イメージを置く人が、以下のステップを実行します。
- IBM パスポート・アドバンテージからダウンロードする必要のあるファイルと抽出したインストール・イメージの両方を保管するのに十分なディスク・スペースが、共用ドライブにあることを確認してください。詳しくは、
ハードウェア要件を参照してください。
- IBM パスポート・アドバンテージから製品イメージの必要な部分を、共用ドライブ上の一時ディレクトリーにすべてダウンロードします。
- インストール・イメージをダウンロードしたファイルから共用ドライブ上のアクセス可能なディレクトリーに抽出し、インストール・イメージが完全であることを確認します。詳しくは、電子イメージの確認および解凍を参照してください。
共用ドライブ上のインストール・ファイルから Rational Data Architect をインストールするには、以下のようにします。
- インストール・イメージが含まれている共用ドライブの disk1 ディレクトリーに移動します。
- 電子イメージからのインストールのステップに従います。
IBM Installation Manager の管理
Windows への Installation Manager のインストール
IBM Installation Manager は、
インストール・ランチャーによってインストールされます。
このプロセスについて詳しくは、インストール・ランチャーからのインストールを参照してください。
Installation Manager を手動でインストールするには、
以下のようにします。
- 1 枚目のインストール・ディスクの InstallerImage_win32 フォルダーから setup.exe を実行します。
- 「ようこそ」画面で「次へ」をクリックします。
- 「ご使用条件」ページの使用条件を読み、「使用条件の条項に同意します」を選択して同意します。「次へ」をクリックします。
- 必要に応じて、「宛先フォルダー」ページの「変更」ボタンをクリックして、
インストール場所を変更します。「次へ」をクリックします。
- 「設定タイプ (Setup Type)」ページで「次へ」をクリックします。
- 「プログラムのインストール準備ができました (Ready to Install Program)」ページで「インストール」をクリックします。インストールが完了すると、「完了」ページが開きます。
- 「完了」をクリックします。
Linux への Installation Manager のインストール
IBM Installation Manager は、
インストール・ランチャーによってインストールされます。
このプロセスについて詳しくは、インストール・ランチャーからのインストールを参照してください。
Installation Manager を手動でインストールするには、
以下のようにします。
- root ユーザー特権でターミナル・ウィンドウを開きます。
- 1 枚目のインストール・ディスクの InstallerImager_linux フォルダーから、
setupLinux.bin を実行します。
- 「ようこそ」画面で「次へ」をクリックします。
- 「ご使用条件」ページの使用条件を読み、「使用条件の条項に同意します」を選択して同意します。「次へ」をクリックします。
- 必要に応じてインストール・ディレクトリー・ロケーションを編集します。「次へ」をクリックします。
- 情報の要約ページで「インストール」をクリックします。
- InstallShield ウィザードの「完了」ページで「完了」を
クリックします。
Windows での Installation Manager の開始
IBM Installation Manager は、インストール・ランチャーから開始してください。
こうすると、
Installation Manager が、リポジトリー設定を構成し、Rational Data Architect パッケージを選択した状態で起動します。
Installation Manager を直接開始した場合は、
リポジトリーの設定と製品パッケージの選択を手動で行う必要があります。
Installation Manager を手動で開始するには、
以下のようにします。
- タスク バーの「スタート」メニューを開きます。
- 「すべてのプログラム」 -> 「IBM
Installation Manager」 -> 「IBM Installation Manager」を選択します。
Linux での Installation Manager の開始
IBM Installation Manager は、インストール・ランチャーから開始してください。
こうすると、
Installation Manager が、リポジトリー設定を構成し、Rational Data Architect パッケージを選択した状態で起動します。
Installation Manager を直接開始する場合は、
リポジトリーの設定と製品パッケージの選択を手動で行う必要があります。
Installation Manager を手動で開始するには、
以下のようにします。
- root ユーザー特権でターミナル・ウィンドウを開きます。
- /opt/IBM/InstallationManager/launcher_shortcut を実行します。
Windows での Installation Manager のアンインストール
Installation Manager を手動でアンインストールするには、
以下のようにします。
- 1 枚目のインストール・ディスクの InstallerImager_win32 フォルダーから、
setup.exe を実行します。
- 「ようこそ」画面で「次へ」をクリックします。
- 「プログラムの保守 (Program Maintenance)」ページで「除去」ボタンを
選択します。「次へ」をクリックします。
- 「設定タイプ (Setup Type)」ページで「次へ」をクリックします。
- 「プログラムの除去 (Remove the Program)」ページで「除去」をクリックします。
- InstallShield ウィザードの「完了」ページで「完了」を
クリックします。
Linux での Installation Manager のアンインストール
IBM Installation Manager のアンインストールには、
Linux バージョンに組み込まれているパッケージ管理ツールを使用する必要があります。
Linux 上で Installation Manager を
手動でアンインストールするには、以下のようにします。
- root ユーザー特権でターミナル・ウィンドウを開きます。
- Installation Manager の
インストール・ディレクトリー (デフォルトでは /opt/IBM/InstallationManager) に移動し、
さらに _uninst に移動します。
- .uninstaller.bin を実行します。
インストール・ランチャーからのインストール
インストール・ランチャーは、Rational Data Architect インストール・プロセスを開始します。
次の場合に、インストール・ランチャーを使用して、Rational Data Architect のインストールを開始します。
- 製品 CD からのインストール。
- ワークステーション上の電子イメージからのインストール。
- 共用ドライブ上の電子イメージからのインストール。
インストール・プロセスをインストール・ランチャーから開始すると、IBM Installation Manager は、
Rational Data Architect パッケージが含まれているリポジトリーのロケーションで事前に構成された状態で起動します。
Installation Manager を直接インストールして開始する場合は、手動でリポジトリー設定を行う必要があります。
インストール・ランチャーからインストールするには、以下のようにします。
- プリインストール・タスクをまだ行っていない場合は、プリインストール・タスクに記載されているプリインストール・タスクを完了します。
- インストール・ランチャーを開始します。
インストール・ランチャーの開始を参照してください。
- Rational Data Architect のインストールを開始します。
インストール・ランチャーからのインストールの開始を参照してください。
「パッケージのインストール」ウィザードのスクリーン内の説明に従って、インストールを完了します。詳しくは、IBM Installation Manager GUI を使用した IBM Rational Data Architect のインストールを参照してください。
インストール・ランチャーの開始
プリインストール・タスクをまだ行っていない場合は、プリインストール・タスクに記載されているプリインストール・タスクを完了します。
インストール・ランチャーを開始するには、以下のようにします。
- IBM Rational Data Architect CD を CD ドライブに挿入します。
CD ドライブが
マウントされていることを確認します。
- 以下のようにインストール・ランチャーを開始します。
-
CD のルート・ディレクトリーにある install_win32.exe を実行します。
-
CD のルート・ディレクトリーにある install_linux.sh を実行します。
インストール・ランチャーからのインストールの開始
- インストール・ランチャーを開始します。
- インストールの開始準備ができたら、「IBM Rational Data Architectのインストール」をクリックします。
- プログラム IBM Installation Manager がワークステーションで
検出されたかどうかを知らせるメッセージ・ウィンドウが開きます。
- IBM Installation Manager がシステム上で検出されない場合は、それをインストールしてから作業を続行する必要があることが通知されます。
- 「OK」をクリックして、IBM Installation Manager をインストールします。IBM Installation Manager のインストール・ウィザードが
起動します。
- ウィザードのスクリーン内の指示に従って、IBM Installation Manager のインストールを完了します。詳しくは、Windows への Installation Manager のインストールを参照してください。
- IBM Installation Manager のインストールが正常に完了したら、「完了」をクリックしてウィザードを閉じます。
- メッセージが開くのでそれを読み、「OK」をクリックします。Installation Manager が開始し、自動的に「パッケージのインストール」ウィザードが開きます。
- IBM Installation Manager がシステムで検出された場合は、「OK」をクリックします。すると、Installation Manager が開始し、自動的に「パッケージのインストール」ウィザードが開きます。
- 「パッケージのインストール」ウィザードのスクリーン内の説明に従って、インストールを完了します。詳しくは、IBM Installation Manager GUI を使用した IBM Rational Data Architect のインストールを参照してください。
IBM Installation Manager GUI を使用した IBM Rational Data Architect のインストール
以下のステップでは、IBM Rational Data Architect パッケージの
Installation Manager GUI によるインストールについて説明します。
- 「インストール」ページには、Installation Manager が検索したリポジトリーで検出されたすべての
パッケージがリストされます。2 つの異なるバージョンのパッケージが検出された場合は、
最新バージョンまたは推奨バージョンのパッケージのみが表示されます。
- Installation Manager で検出されたすべてのバージョンのパッケージを表示するには、
「すべてのバージョンを表示」をクリックします。
- 推奨パッケージのみの表示に戻すには、「推奨のみを表示」をクリックします。
- IBM Rational Data Architect パッケージをクリックすると、「詳細」ペインにその説明が表示されます。
- IBM Rational Data Architect パッケージに対する更新を
検索するには、「更新の検査」をクリックします。 Installation Manager は、
事前に定義した Web サイトで製品パッケージの更新を検索します。リポジトリー・ロケーションを設定しておけば、
そこも検索します。進行標識に検索状況が表示されます。
基本製品パッケージのインストールと同時に更新もインストールできます。
- IBM Rational Data Architect パッケージに対する更新が検出されると、「パッケージのインストール」ページの各パッケージの下の
「パッケージ」リストにそれらが表示されます。デフォルトでは、推奨される更新のみが表示されます。
- 使用可能なパッケージ用に検出された更新をすべて表示するには、
「すべてのバージョンを表示」をクリックします。
- 「詳細」でパッケージの説明を表示するには、
パッケージ名をクリックします。
- インストールする IBM Rational Data Architect パッケージおよびそのパッケージに対する更新を選択します。
依存関係のある更新は、
自動でまとめて選択およびクリアされます。「次へ」をクリックして続けます。
注:
一度に複数のパッケージをインストールする場合は、
すべてのパッケージが同じパッケージ・グループにインストールされます。
- 「ライセンス」ページで、選択したパッケージのご使用条件を読みます。複数のパッケージをインストールするよう選択した場合は、
パッケージごとにご使用条件があります。「ライセンス」ページの左側で、
各パッケージのバージョンをクリックして、ご使用条件を表示してください。インストールするために
選択したパッケージのバージョン (例えば、基本パッケージおよび更新) は、パッケージ名の下にリストされます。
- ご使用条件のすべての条項に同意する場合は、「使用条件の条項に同意します」をクリックします。
- 「次へ」をクリックして続けます。
- 「ロケーション」ページで、「共用リソース・ディレクトリー」フィールドに
共用リソース・ディレクトリー のパスを入力するか、
デフォルト・パスを受け入れます。共用リソース・ディレクトリーには、1 つ以上のパッケージ・グループが
共用できるリソースが含まれています。「次へ」をクリックして続けます。
重要:
共用リソース・ディレクトリーは、パッケージの初回
インストール時にのみ指定できます。
将来のパッケージの共用リソースに十分なスペースを確保するために、これには
一番大きいディスクを使用してください。すべてのパッケージをアンインストールするまで、ディレクトリー・ロケーションを
変更することはできません。
- 「ロケーション」ページで、IBM Rational Data Architect パッケージをインストールするために既存のパッケージ・グループ を選択するか、新規パッケージ・グループを作成します。パッケージ・グループは、
パッケージが同じグループ内の他のパッケージとリソースを共用するディレクトリーを表します。
新しいパッケージ・グループを作成するには、以下のようにします。
- 「新規パッケージ・グループの作成 (Create a new package group)」をクリックします。
- パッケージ・グループのインストール・ディレクトリーのパスを入力します。 パッケージ・グループの名前が自動的に作成されます。
- 「次へ」をクリックして続けます。
- 次の「ロケーション」ページで、インストールするパッケージに機能を追加して、システムにすでにインストールされている既存の Eclipse IDE を拡張することができます。
このオプションを選択するには、Eclipse バージョン 3.2.1 またはそれ以降を使用している必要があります。
- 既存の Eclipse IDE を拡張しない場合は、「次へ」をクリックして続けます。
- 既存の Eclipse IDE を拡張するには、以下のようにします。
- 「既存の Eclipse を拡張 (Extend an existing Eclipse)」を選択します。
- 「Eclipse IDE」フィールドに eclipse 実行可能ファイル
(eclipse.exe または eclipse.bin) が含まれているフォルダーのロケーションを
入力するか、またはナビゲートします。
Installation Manager は、Eclipse IDE のバージョンが、インストールするパッケージに有効であるかどうか
検査します。「 Eclipse IDE JVM」フィールドに、指定した IDE の Java(TM) 仮想マシン (JVM) が表示されます。
- 「次へ」をクリックして続けます。
- 「フィーチャー」ページの「言語」で、
パッケージ・グループの言語を選択します。IBM Rational Data Architect パッケージのユーザー・インターフェース
およびドキュメンテーションについて、対応する各国語翻訳がインストールされます。
この選択は、このパッケージ・グループにインストールされたすべてのパッケージ
に適用されることに注意してください。
- IBM Rational Data Architect パッケージをインストールする前に「要約」ページで選択項目を検討します。
前のページで行った選択を変更したい場合は、「戻る」を
クリックして変更を行います。選択がそのままでよければ、
「インストール」をクリックしてパッケージをインストールします。 進行標識にインストールの
完了パーセントが表示されます。
- インストール・プロセスが完了したら、プロセスが正常に行われたことを
確認するメッセージが表示されます。
- 「ログ・ファイルの表示」をクリックして、新規ウィンドウで
現行セッションのインストール・ログ・ファイルを開きます。
続行するには、「インストール・ログ」ウィンドウを閉じる必要があります。
- 「パッケージのインストール」ウィザードで、終了時に IBM Rational Data Architect を開始するかどうかを
選択します。
- 「完了」をクリックして、選択したパッケージを
起動します。「パッケージのインストール」ウィザードが閉じ、Installation Manager の
「開始」ページに戻ります。
サイレント・インストール
Rational Data Architect 製品パッケージは、Installation Manager をサイレント・インストール・モードで実行することでインストールできます。Installation Manager をサイレント・モードで実行する場合は、ユーザー・インターフェースは使用できません。
代わりに、Installation Manager は応答ファイルを使用して、
製品パッケージのインストールに必要なコマンドを入力します。
Installation Manager をサイレント・モードで実行すると、バッチ処理で
スクリプトを通じて製品パッケージのインストール、更新、変更、およびアンインストールを行えるため便利です。
Rational Data Architect パッケージをサイレント・インストールする前に、Installation Manager をインストールする必要があることに注意してください。
Installation Manager のインストールについて詳しくは、IBM Installation Manager の管理を参照してください。
サイレント・インストールには、
必須のメインタスクが 2 つあります。
- 応答ファイルの作成。
- Installation Manager のサイレント・インストール・モードでの実行。
応答ファイルの作成
Installation Manager で Rational Data Architect 製品パッケージをインストールするときのアクション
を記録して、応答ファイルを作成することができます。応答ファイルを記録すると、Installation Manager の GUI で選択した項目がすべて XML ファイルに保管されます。Installation Manager をサイレント・モードで実行すると、Installation Manager は XML 応答ファイルを使用して、パッケージが含まれているリポジトリーの検索、インストールするフィーチャーの選択などを行います。
インストール (またはアンインストール) 用の応答ファイルを記録するには、以下のようにします。
- コマンド行で、Installation Manager をインストールしたディレクトリーの eclipse サブディレクトリーに移動します。例:
-
cd
C:¥Program Files¥IBM¥Installation Manager¥eclipse
-
cd opt/IBM/InstallationManager/eclipse
- コマンド行で次のコマンドを入力して、Installation Manager を開始し、応答ファイルおよび (オプションで) ログ・ファイルの独自のファイル名およびロケーションに置換します。
-
。
例: launcher.bat -record c:¥mylog¥responsefile.xml -log c:¥mylog¥record_log.xml
-
launcher.sh
-record <応答ファイル名>.xml -log <ログ・ファイルのパスおよび名前>.xml。
例:
launcher.sh -record /root/mylog/responsefile.xml -log /root/mylog/record_log.xml
- 「パッケージのインストール」ウィザードのスクリーン内の説明に従って、
使用するインストールを選択し、「要約」ページが表示されたら停止します。
詳しくは、IBM Installation Manager GUI を使用した IBM Rational Data Architect のインストールを参照してください。
- 「インストール」をクリックし、
インストール・プロセスが開始したら「キャンセル」をクリックします。
- 「完了」をクリックして Installation Manager を閉じます。
コマンドで指定したロケーションに XML 応答ファイルが作成されます。
サイレント・インストール・モードでの Installation Manager の実行
コマンド行から Installation Manager をサイレント・インストール・モードで実行することができます。
サイレント・モードでの実行方法に関するその他の資料については、Installation Manager のオンライン・ヘルプを
参照してください。
-silent 引数を Installation Manager 開始コマンド launcher.bat (Windows) または launcher.sh (Linux) に付加して、Installation Manager をサイレント・モードで実行します。
-
launcher.bat
-silent [引数]
-
launcher.sh
-nosplash -silent [引数]
次の表は、サイレント・インストール・コマンドで使用される
引数を示したものです。
引数 |
説明 |
-input |
Installation Manager への入力として XML 応答ファイルを指定します。
応答ファイルには、Installation Manager が実行するコマンドが含まれています。 |
-log |
(オプション) サイレント・インストールの結果を記録するログ・ファイルを指定します。ログ・ファイルは XML ファイルです。 |
Installation Manager をサイレント・インストール・モードで実行するには、以下のようにします。
- コマンド行で、Installation Manager をインストールしたディレクトリーの eclipse サブディレクトリーに移動します。例:
-
cd
C:¥Program Files¥IBM¥Installation Manager¥eclipse
-
cd opt/IBM/InstallationManager/eclipse
- 以下のコマンドを入力して実行します。
応答ファイルおよびログ・ファイル (オプション) の個所には、ご使用のロケーションを指定してください。
-
用: launcher.bat
-slient -input <応答ファイルのパスおよび名前> -log <ログ・ファイルのパスおよび名前>。
例: launcher.bat -silent -input c:¥mylog¥responsefile.xml
-log c:¥mylog¥silent_install_log.xml
-
launcher.sh
-nosplash -silent<応答ファイル名> -log <ログ・ファイルのパスおよび名前>。
例: launcher.sh -nosplash -silent -input /root/mylog/responsefile.xml
-log /root/mylog/silent_install_log.xml
Installation Manager がサイレント・インストール・モードで実行されます。Installation Manager は、
応答ファイルを読み取り、指定したディレクトリーにログ・ファイルを書き込みます。
サイレント・インストール・モードで実行する場合、応答ファイルは必須ですが、ログ・ファイルはオプションです。
応答ファイルのコマンド
Installation Manager のサイレント・インストール機能を使用する場合は、
Installation Manager で実行する必要のあるすべてのコマンドを含む応答ファイルを作成する必要があります。
これを行う際に推奨されるのは、
IBM Rational Data Architect パッケージのインストール時のアクションを記録することによって、
応答ファイルを作成する、という方法です。
ただし、応答ファイルは手動で作成したり編集したりすることができます。
応答ファイルのコマンドには、以下の 2 つのカテゴリーがあります。
- 設定コマンドは、「ファイル」 -> 「設定...」と
選択したときに見ることができる、リポジトリーのロケーション情報などの設定を行うために使用します。
- サイレント・インストール・コマンドは、
Installation Manager で「パッケージのインストール」ウィザードをエミュレートするために使用します。
サイレント・インストール設定コマンド
通常は「設定」ウィンドウを使用して設定を指定しますが、
サイレント・インストール中に使用する応答ファイルに設定 (キーとして識別されます) を指定することもできます。
注:
応答ファイルには、複数の設定を指定できます。
応答ファイルに設定を定義する場合、使用する XML コードは次の例のようになります。
<preference>
name = "the key of the preference"
value = "the value of the preference to be set"
</preferences>
次の表を使用して、サイレント・インストール設定用のキーとそれに関連した値を識別します。
キー |
値 |
注 |
com.ibm.cic.common.core.
preferences.
installDataLocation |
Installation Manager データのインストール・ロケーションを指定します。 |
重要:
このキーはオプションであり、テストとデバッグ用に設計されています。
Installation Manager のインストール・ロケーションが未指定である場合、
サイレント・インストールと UI バージョンの Installation Manager は同じロケーションを使用します。 |
com.ibm.cic.common.core.
preferences.logLocation |
Installation Manager のログ・ファイルのロケーションを指定します。 |
重要:
このキーはオプションであり、テストとデバッグ用に設計されています。
ログ・ファイルのロケーションが未指定である場合、
サイレント・インストールと UI バージョンの Installation Manager は、ともに同じロケーションを使用します。 |
com.ibm.cic.license.policy.
location |
リモート・ライセンス・ポリシー・ファイルを置く場所を定義する URL を指定します。 |
|
com.ibm.cic.common.core.
preferences.
http.proxyEnabled |
True または False |
「False」がデフォルト値です。 |
com.ibm.cic.common.core.
preferences.
http.proxyHost |
ホスト名または IP アドレス |
|
com.ibm.cic.common.core.
preferences.
http.proxyPort |
ポート番号 |
|
com.ibm.cic.common.core.
preferences.
http.proxyUseSocks |
True または False |
「False」がデフォルト値です。 |
com.ibm.cic.common.core.
preferences.
SOCKS.proxyHost |
ホスト名または IP アドレス |
|
com.ibm.cic.common.core.
preferences.
SOCKS.proxyPort
|
ポート番号 |
|
com.ibm.cic.common.core.
preferences.
ftp.proxyEnabled |
True または False |
「False」がデフォルト値です。 |
com.ibm.cic.common.core.
preferences.
ftp.proxyHost |
ホスト名または IP アドレス |
|
com.ibm.cic.common.core.
preferences.
ftp.proxyPort |
ポート番号 |
|
com.ibm.cic.common.core.
preferences.eclipseCache |
共通コンポーネント・ディレクトリー |
|
サイレント・インストール・コマンド
参照テーブルを使用すると、
サイレント・インストール中に使用する応答ファイル・コマンドについてさらに学習することができます。
応答ファイルのコマンド |
説明 |
プロファイル
<profile
id="プロファイル ID"
installLocation="インストール・
ロケーション">
</profile> |
このコマンドは、インストール・ロケーションを作成する場合に使用します。
指定のインストール・ロケーションがすでに存在する場合、コマンドの効果はありません。
現時点では、プロファイルを作成すると、
サイレント・インストールでは以下の 2 つのインストール・コンテキストも作成されます。
1 つは Eclipse 向けで、もう 1 つは native 向けです。
プロファイルは、インストール・ロケーションです。 |
サーバー
<server>
<repository location="http:/xxx/
repository/">
<repository location="file:/C:/
repository/">
<!--add more repositories below-->
<...>
</server> |
このコマンドは、サイレント・インストール中に使用するリポジトリーを指定する場合に使用します。
各リポジトリーのロケーションは、URL またはファイル・パスにすることができます。 |
インストール
<install>
<offering profile= "プロファイル ID"
features= "フィーチャー ID"
id= "製品 ID" version= "製品
バージョン"></offering>
<!--add more offerings below>
<...>
</install> |
このコマンドは、インストールするインストール・パッケージを指定する場合に使用します。
プロファイル ID は、既存のプロファイル、またはプロファイル設定コマンドで作成されたプロファイルと一致している必要があります。
フィーチャー ID は、コンマで区切られたリスト (「feature1, feature2」など) によって、オプションで指定できます。
フィーチャー ID が指定されていない場合は、指定の製品のすべてのデフォルト・フィーチャーがインストールされます。
注:
必須のフィーチャーは、コンマで区切られたリストで明示的に指定されていない場合であっても、
インストール用に含まれます。 |
アンインストール
<uninstall>
<offering profile= "プロファイル ID"
features= "フィーチャー ID"
id= "製品 ID" version= "製品
バージョン"></offering>
<!--add more offerings below>
<...>
</uninstall> |
このコマンドは、アンインストールするインストール・パッケージを指定する場合に使用します。
プロファイル ID は、既存のプロファイル、またはプロファイル・コマンドで指定されたプロファイルに一致している必要があります。
さらに、フィーチャー ID が指定されていない場合は、
指定の製品のすべてのフィーチャーがアンインストールされます。
製品 ID が指定されていない場合は、指定のプロファイル内のすべてのインストール済み製品がアンインストールされます。 |
すべてインストール
<installALL/>
注:
このコマンドは、
-silent -installAll を使用した場合と同等です。 |
このコマンドは、使用可能なすべてのインストール可能パッケージをサイレントで検索し、インストールする場合に使用します。 |
すべて更新
<updateALL/>
注:
このコマンドは、
-silent -updateAll を使用した場合と同等です。 |
このコマンドは、使用可能なすべてのインストール可能パッケージをサイレントで検索し、更新する場合に使用します。 |
追加の応答ファイル属性
応答ファイルには、クリーン・モードとご使用条件受諾の属性を含めることもできます。
クリーン・モード属性
応答ファイルに clean 属性を適用すると、
サイレント・インストール機能によって Installation Manager のユーザー・インターフェース (UI) にサーバーの設定が保持されないようにすることができます。
クリーン・モードで実行する場合は、応答ファイル開始タグで次の属性を true に設定します。
<agent-input clean="true">
クリーン属性を true に設定すると、
サイレント・インストールによってサーバーの設定が保持されなくなり、これらの設定は現在の設定でのみ有効となります。
サイレント・インストールが完了した後で Installation Manager の UI を表示すると、
応答ファイルで指定されているリポジトリーとその他の設定が、「設定」ページに表示されていることがわかります。
これらの設定は、サイレント・インストールをクリーン・モードで実行した場合には表示されません。
注:
クリーン・モード属性は、テストとデバッグ時に使用するために設計されています。
ご使用条件受諾属性
デフォルトでは、Installation Manager をサイレント・インストール・モードで使用する場合には、
ライセンスおよびインストール・パッケージの内容をすべて受諾します。
ご使用条件を受諾しない場合は、<agent-input> エレメントに追加の属性を使用できます。
これを使用すると、サイレント・インストール操作は自動的に失敗します (<agent-input
acceptLicense='false">)。
インストールするインストール・パッケージにご使用条件があり、それを受諾する必要がある場合、
サイレント・インストール操作は失敗します。
参照: サンプル応答ファイル
XML ベースの応答ファイルを使用すると、サイレント・インストール設定、リポジトリーのロケーション、
インストール用プロファイルなどの事前定義情報を指定できます。
応答ファイルは、インストール・パッケージをサイレントでインストールし、
インストール・パッケージのロケーションと設定を標準化するチームや会社に役に立ちます。
サンプル応答ファイル |
<agent-input >
<!-- add preferences -->
<preference name="com.ibm.cic.common.core.preferences. http.proxyEnabled"
value="c:/temp"/>
<!-- create the profile if it doesn't exist yet -->
<profile id="my_profile" installLocation="c:/temp/my_profile"></profile>
<server>
<repository location=
"http://a.site.com/local/products/sample/20060615_1542/repository/"></repository>
/server>
<install>
<offering profile= "my_profile" features= "core" id= "ies"
version= "3.2.0.20060615">
</offering>
/install>
</agent-input> |
サイレント・インストール・ログ・ファイル
サイレント・インストール・ログ・ファイルを使用すると、
サイレント・インストール・セッションの結果を検査できます。
サイレント・インストール機能によって、XML ベースのログ・ファイルが作成されます。このログ・ファイルには、サイレント・インストール実行の結果が記録されます。これは、-log <your log file path>.xml を使用してログ・ファイル・パスが指定されている場合です。
サイレント・インストール・セッションが正常に行われた場合、
ログ・ファイルには、<result> </result> のルート・エレメントのみが含まれます。
しかし、インストール中にエラーが発生した場合は、
以下のようなエラー・エレメントが、メッセージとともにサイレント・インストール・ログ・ファイルに記録されます。
<result>
<error> Cannot find profile: profile id</error>
<error> some other errors</error>
</result> |
詳細な分析については、
Installation Manager データ域に生成されたログを参照してください。
設定コマンドを使用することにより、
選択したロケーションにデータ域をオプションで設定できます (応答ファイルのトピックを参照)。
ライセンスの管理
インストール済みの IBM Rational Software Development Platform 製品およびカスタマイズしたパッケージ
のライセンスは、「ライセンスの管理」ウィザードおよび関連「設定」ページを使用して管理できます。
「ライセンスの管理」ウィザードには、インストール済みの各パッケージの
ライセンス・タイプおよびライセンス有効期限情報が表示されます。
プロダクト・アクティベーション・キットをインポートすることにより、
トライアル版の製品をライセンス版にアップグレードすることができます。
ライセンス
IBM Rational ソフトウェア製品の購入者として、許可ユーザー・ライセンスまたは許可ユーザー期限付使用権 (FTL) を選択することができます。
どのタイプのライセンスが組織に最適であるかは、
製品を使用する人数、アクセス頻度、ソフトウェア購入の方針などによって異なります。
許可ユーザー・ライセンス
IBM Rational 許可ユーザー・ライセンスは、1 人の特定の個人に対して Rational ソフトウェア製品の使用を許可します。購入者は、
製品にアクセスする個々のユーザーごとに、任意の方法で許可ユーザー・ライセンスを入手する必要があります。許可ユーザー・ライセンスの再割り当ては、割り当てた元のユーザーを購入者が長期間または永久に置き換える場合を除いて、許可されません。
例えば、許可ユーザー・ライセンスを 1 つ購入した場合、
そのライセンスをある特定の個人に割り当てることができます。割り当てられた個人は、
Rational ソフトウェア製品を使用することができます。
許可ユーザー・ライセンスでは、いかなる場合も (ライセンス交付を受けた個人が製品を使用中でない場合でも) その製品を使用する権利を他者に与えることはありません。
許可ユーザー期限付使用権
IBM Rational 許可ユーザー期限付使用権 (FTL) は、1 人の特定の個人に対して特定期間 Rational ソフトウェア製品の使用を許可します。購入者は、
製品にアクセスする個々のユーザーごとに、任意の方法で許可ユーザー FTL を入手する必要があります。許可ユーザー FTL の再割り当ては、割り当てた元のユーザーを購入者が長期間または永久に置き換える場合を除いて、許可されません。
注:
パスポート・アドバンテージ・ エクスプレス・プログラムで
許可ユーザー FTL を購入した場合、ライセンス満了前に購入者が IBM に延長を希望しないことを通知しない限り、IBM は現行価格でライセンス期間をさらに 1 年間自動的に延長します。継続 FTL 期間は、最初の FTL 期間の満了時に開始されます。
この継続 FTL の価格は、現在、最初の FTL 価格の 80 パーセントですが、
変更される可能性があります。
ライセンス期間を延長する意思がないことを IBM に通知した場合は、
ライセンス満了時に製品の使用を中止しなければなりません。
ライセンスの使用可能化
Rational ソフトウェア製品を初めてインストールする場合、または製品の使用を継続するためにライセンスを
延長したい場合に、製品のライセンスを使用可能にする方法を選択します。
Rational Software Development Platform 製品のライセンスは、プロダクト・アクティベーション・キットをインポートすると使用可能になります。
アクティベーション・キット
プロダクト・アクティベーション・キットには、Rational のトライアル製品のパーマネント・ライセンス・キーが含まれています。アクティベーション・キットを
購入し、ローカル・マシンにダウンロードしてからインポートし、製品のライセンスを使用可能にします。
製品にアクティベーション・キットをインポートするには、IBM Installation
Manager を使用します。
Rational Common Licensing
Rational License
Server をインストールし、ご使用の製品で Rational Common Licensing を使用可能にすることができます。
Rational Common Licensing には、次のような利点があります。
- 組織全体におけるライセンス準拠の徹底
- ライセンス購入数の削減
アクティベーション・キットの入手方法について詳しくは、ライセンスの購入を参照してください。
IBM Installation Manager からインストール済みパッケージのライセンス情報を確認することができます。ライセンス情報には、ライセンス・タイプおよび有効期限が含まれています。
ライセンス情報を表示するには、以下のようにします。
- IBM Installation Manager を開始します。
- メインページで「ライセンスの管理」をクリックします。
インストールされているパッケージごとに、パッケージのベンダー、現行ライセンス・タイプ、
および有効期限が表示されます。
プロダクト・アクティベーション・キットのインポート
プロダクト・アクティベーション・キットをダウンロードした後に、
IBM Installation Manager を使用して、ダウンロード・ロケーションからキットをインポートする必要があります。
アクティベーション・キットを購入し、アクセス可能なワークステーションにダウンロードします。
アクティベーション・キットをインポートして、新しいライセンス・キーを使用可能にするには、次のようにします。
- IBM Installation Manager を開始します。
- メインページで「ライセンスの管理」をクリックします。
- 「パッケージのインストール」ページでパッケージを選択し、「製品イネーブルメント・キットのインポート」をクリックします。
- 「次へ」をクリックします。 選択したパッケージの詳細 (現行のライセンスの種類、ライセンスが適用されるバージョン範囲など) が
表示されます。
- キットのダウンロード・ロケーションのパスを参照し、
適切な Java アーカイブ (JAR) ファイルを選択して、「開く」をクリックします。
- 「次へ」をクリックします。 「要約」ページに、アクティベーション・キットのインストール宛先ディレクトリー、
新規ライセンスが適用される製品、およびバージョン情報が表示されます。
- 「完了」をクリックします。
パーマネント・ライセンス・キーを含むプロダクト・アクティベーション・キットが製品にインポートされます。
「ライセンスの管理」ウィザードに、インポートが正常に行われたかどうかが示されます。
ライセンスの購入
現行の製品ライセンスの有効期限が切れる場合、またはチーム・メンバー用に追加の製品ライセンス
が必要な場合は、新規ライセンスをご購入いただけます。
ライセンスを購入して製品を使用可能にするには、以下のステップを完了してください。
- 購入するライセンスのタイプを決定します。
- ibm.com(R) にアクセスするか、IBM 営業担当員に連絡を取り、製品ライセンスを購入します。詳しくは、IBM Web ページのソフトウェアのご注文方法をご覧ください。
- 製品の許可ユーザー・ライセンスを購入した場合は、パスポート・アドバンテージにアクセスして、そこに記載されている説明に従ってプロダクト・アクティベーション・キットをダウンロードします。
この後、アクティベーション・キットをインポートする場合は、IBM Installation Manager の「ライセンスの管理」ウィザードを使用します。
Linux ワークステーション上のファイル・ハンドル数を増やす
重要: 最適な結果を得るため
には、Rational 製品を使用して作業する
前に、Rational Data Architect で使用できるファイル・ハンドルの数を増やしてください。
プロセス当たりのデフォルト限度数である1024 個よりも多く使用するためです。
(この変更はシステム管理者が行う必要があります。)
以下のこれらのステップに従って
Linux でファイ
ル記述子を増やす場合は注意してください。指示に正確に従わないと、コンピューターが正しく始動しなくなる可能性があります。
最適な結果を得るために、システム管理者にこの手順を実行してもらってください。
ファイル記述子を増加するには、以下のようにします。
- root としてログインします。root アクセスがない場合は、継続する前に
獲得する必要があります。
- etc ディレクトリーに移動する。
- vi エディターを使用して etc ディレクトリー内の initscript ファイルを編集する。この
ファイルがない場合は、vi initscript と入力して作成してください。
重要: ファイル・ハンドルの数を増やす場合は、
コンピューター上に空の initscript ファイルを残さないでください。
残した場合、次回電源をオンにしたり再始動した場合に、マシンが始動しなくなります。
- 1 行目に「ulimit -n 4096」と入力する (ここで重要なのは、この数値がほとんどの
Linux コンピューターで
のデフォルト値である 1024 よりもかなり大きな数値である点です)。注意: この数をあまり高く設定しないでください。
システム全体のパフォーマンスに重大な影響を及ぼす可能性があります。
- 2 行目に eval exec "$4" と入力する。
- ステップ 4 と 5 を完了したことを確認した後、ファイルを保管して
閉じる。
注:
ステップを正しく実行したことを確認してください。
正しく実行しないと、マシンがブートしなくなります。
- オプション: etc/security ディレクトリーにある limits.conf
ファイルを変更してユーザーまたはグループを制限します。SuSE
Linux
Enterprise Server (SLES) バージョン 9 と Red Hat Enterprise
Linux バージョ
ン 4.0 の両方には、このファイルがデフォルトで用意されています。このファイルがない場合は、
ステップ 4 でもっと少ない数 (例えば 2048) を指定することができます。
これは、プロセスごとに許容できるオープン・ファイルに対して
比較的低い制限をほとんどのユーザーが持てるようにするために必要です。
ステップ 4 で比較的低い数字を使用した場合は、これを行うことは
それほど重要ではありません。ただし、ステップ 4 で高い数字を選択した場合は、
limits.conf ファイルに限度を設定しないとコンピューターのパフォーマンスに重大が影響があります。
以下は、
すべてのユーザーを制限して、後で異なる限度を設定した場合に、
サンプルの limits.conf ファイルがどのように見えるかを示したものです。このサンプルでは、
前述のステップ 4 で記述子を 8192 に設定したことを想定しています。
* soft nofile 1024
* hard nofile 2048
root soft nofile 4096
root hard nofile 8192
user1 soft nofile 2048
user1 hard nofile 2048
上記サンプルの * は、
最初にすべてのユーザーの限度を設定するために使用されます。これらの限度は、
その後の限度よりも低くなっています。root ユーザーにオープンされている許容記述子の数は
これより高くなり、user1 はその 2 つの間になります。変更を行う前に、limits.conf ファイルに
含まれている文書を必ず読んで理解しておいてください。
ulimit コマンドについて詳しくは、ulimit のマニュアル・ページを参照してください。
インストールの変更
IBM Installation Manager の
「パッケージの変更」ウィザードで、インストール済み製品パッケージの言語およびフィーチャーの選択を変更できます。
デフォルトでは、リポジトリー設定がローカル更新サイトを指していない限り、インターネットへのアクセスが必要になります。詳しくは、Installation Manager のヘルプを参照してください。
注:
Installation Manager を使用してインストールしたプログラムをすべて閉じてから、変更を開始してください。
インストール済み製品パッケージを変更するには、以下のようにします。
- Installation Manager の「スタート」ページから、「パッケージの変更」アイコンをクリックします。
- 「パッケージの変更」ウィザードで、
Rational Data Architect 製品パッケージのインストール・ロケーションを選択し、
「次へ」をクリックします。
- 「言語」の「変更」ページでパッケージ・グループの言語を選択して、
「次へ」をクリックします。 パッケージのユーザー・インターフェース
およびドキュメンテーションについて、対応する各国語翻訳がインストールされます。
この選択は、このパッケージ・グループにインストールされたすべてのパッケージ
に適用されることに注意してください。
- 「フィーチャー」ページで、
インストールまたは除去するパッケージ・フィーチャーを選択します。
- フィーチャーの内容を知りたい場合は、そのフィーチャーをクリックして、
「詳細」で簡単な説明を確認します。
- フィーチャー間の依存関係を表示するには、
「依存関係の表示 (Show Dependencies)」を選択します。フィーチャーをクリックすると、
それに依存するフィーチャーとその従属フィーチャーが、「依存関係」ウィンドウに
表示されます。パッケージ内のフィーチャーを選択したり除外したりすると、
Installation Manager は、他のフィーチャーとの依存関係を自動的に強制し、
ダウンロード・サイズおよびインストールに必要なディスク・スペース所要量を更新して表示します。
- フィーチャーの選択が終了したら、
「次へ」をクリックします。
- インストール・パッケージを変更する前に「要約」ページで選択内容を確認し、
次に「変更」をクリックします。
- オプション: 変更プロセスが完了したら、
「ログ・ファイルの表示」をクリックして完了ログを確認します。
Rational Data Architect の更新
IBM Installation Manager でインストールされたパッケージの更新をインストールできます。
デフォルトでは、リポジトリー設定がローカル更新サイトを指していない限り、インターネットへのアクセスが必要になります。詳しくは、Installation Manager のヘルプを参照してください。
注:
Installation Manager を使用してインストールしたプログラムをすべて閉じてから、更新を開始してください。
製品パッケージの更新を検索してインストールするには、次のようにします。
- Installation Manager の「スタート」ページで、
「パッケージの更新」をクリックします。
- 「パッケージの更新」ページで、Rational Data Architect 製品パッケージの
インストール・ロケーションを選択し、「次へ」をクリックします。 Installation Manager は、そのリポジトリー内、
および Rational Data Architect の事前に定義した更新サイトで更新を検索します。
進行標識に検索状況が表示されます。
- 更新が見つかると、「更新」ページに表示されます。デフォルトでは、
推奨される更新のみが表示され、デフォルトで選択されています。使用可能な更新をすべて表示するには、
「すべて表示」をクリックします。デフォルトの選択を受け入れるか、
他の更新を選択して、「次へ」をクリックします。
- 「ライセンス」ページで、更新のご使用条件を読みます。
ご使用条件のすべての条項に同意する場合は、「使用条件の条項に同意します」を
クリックし、「次へ」をクリックします。
- 「要約」ページで詳細を確認し、「更新」をクリックします。 更新プロセスが終了したら、「完了」ページに結果が表示されます。
- オプション: 完全なログを表示するには、
「ログ・ファイルの表示」のリンクをクリックします。
- 「完了」をクリックしてウィザードを閉じます。
Rational Data Architect のアンインストール
Installation Manager の「アンインストール」パッケージ・オプションを使用すると、1 つのインストール・ロケーションから複数のパッケージをアンインストールできます。すべてのインストール・ロケーションからインストール済みのすべてのパッケージをアンインストールすることもできます。
パッケージをアンインストールするには、製品パッケージをインストールするために使用したものと同じユーザー・アカウントを使用して、システムにログインする必要があります。
パッケージをアンインストールするには、以下のようにします。
- Installation Manager を使用してインストールしたプログラムを閉じます。
- 「スタート」ページで「パッケージのアンインストール」アイコンをクリックします。
- 「パッケージのアンインストール」ページで、
アンインストールする Rational Data Architect 製品パッケージを
選択します。「次へ」をクリックします。
- 「要約」ページでアンインストールするパッケージのリストを確認してから
「アンインストール」をクリックします。 アンインストールが終了すると、「完了」ページが表示されます。
- 「完了」をクリックしてウィザードを終了します。
特記事項
本書は米国 IBM が提供する製品およびサービスについて作成したものです。
本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合があります。日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM の営業担当員にお尋ねください。
本書で IBM 製品、プログラム、またはサービスに言及していても、
その IBM 製品、プログラム、または
サービスのみが使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の
製品、プログラム、またはサービスを使用することができます。
ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの
評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。
IBM は、本書に記載されている内容に関して特許権 (特許出願中のものを含む) を保有している場合があります。本書の提供は、お客様にこれらの特許権について
実施権を許諾することを意味するものではありません。
実施権についてのお問い合わせは、書面にて下記宛先にお送りください。
〒106-8711
東京都港区六本木 3-2-12
IBM World Trade Asia Corporation
Intellectual Property Law & Licensing
以下の保証は、国または地域の法律に沿わない場合は、適用されません。
IBM および
その直接または間接の子会社は、本書を特定物として現存するままの
状態で提供し、商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の
瑕疵担保責任を含むすべての明示もしくは黙示の保証責任を負わないものと
します。国または地域によっては、法律の強行規定により、保証責任の制限が
禁じられる場合、強行規定の制限を受けるものとします。
この情報には、技術的に不適切な記述や誤植を含む場合があります。
本書は定期的に見直され、必要な変更は本書の次版に組み込まれます。
IBM は予告なしに、随時、この文書に記載されている製品またはプログラムに対して、
改良または変更を行うことがあります。
本書において IBM 以外の Web サイトに言及している場合がありますが、
便宜のため記載しただけであり、決してそれらの Web サイトを推奨するものでは
ありません。それらの Web サイトにある資料は、この IBM 製品の資料の一部ではありません。それらの Web サイトは、お客様自身の責任でご使用ください。
IBM は、お客様が提供するいかなる情報も、お客様に対してなんら義務も負うことのない、
自ら適切と信ずる方法で、使用もしくは配布することができるものとします。
本プログラムのライセンス保持者で、(i) 独自に作成したプログラムと
その他のプログラム (本プログラムを含む) との間での情報交換、
および (ii) 交換された情報の相互利用を可能にすることを目的として、
本プログラムに関する情報を必要とする方は、下記に連絡してください。
Intellectual Property Dept. for Rational Software
IBM Corporation
3600 Steeles Avenue East
Markham, Ontario
Canada L3R 9Z7
本プログラムに関する上記の情報は、適切な使用条件の下で使用すること
ができますが、有償の場合もあります。
本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他のライセンス資
料は、IBM 所定のプログラム契約の契約条項、IBM プログラムのご使用条件、
またはそれと同等の条項に基づいて、IBM より提供されます。
IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、
もしくはその他の公に利用可能なソースから入手したものです。IBM は、それらの製品のテストは行っておりません。したがって、
他社製品に関する実行性、互換性、またはその他の要求については確証できません。
IBM 以外の製品の性能に関する質問は、それらの製品の供給者にお願いします。
IBM の将来の方向または意向に関する記述については、
予告なしに変更または撤回される場合があり、単に目標を示しているものです。
商標
以下は、IBM Corporation の商標です。
- developerWorks(R)
- IBM
- Passport Advantage
- Rational
- WebSphere(R)
- iSeries(TM)
- zSeries(R)
Microsoft および Windows は、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です。
Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における商標です。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標です。